YouTubeチャンネルに第二作目の動画をアップしました。
楽器製作において一番重要なのは材料選びです。
裏板・横板・ネックは旧ユーゴスラビアのメープルを(硬い木)
表板はイタリアの赤モミ特にクレモナから250km離れたアルプス山脈の一部ドロミテ山岳地帯に囲まれたフィエンメ渓谷のものを使います。
かのストラディバリが『共鳴する赤モミ』の丸太を見つけに自ら足を運んでいたとされる場所です。
彼は鋭い感性によりこの辺りの木がずば抜けた柔軟性・軽さ・弾力性を持ち、そして年輪が詰まっていてそれがパイプオルガンの様な音を響かせる役割をしていることを見抜いていました。
この渓谷の標高は1500~1800mで冬の寒さがとても厳しく乾燥しており150~200年ほどの木を選び楽器になる材は、さらに厳選します。
秋から冬にかけて木は成長を止め月が欠けていく新月の頃に切ると重力のお蔭で樹液が最小限で虫がつきにくく強い木になります。
現代でもどうしてここの赤モミが特別なのかは解明されていません。
秘密があるなら、おそらくドロミテ山岳地帯の土に含まれた豊富なミネラルなどの養分が水に溶けて木に吸収され、赤モミの木の成長にとって理想的な環境がそろっているからかもしれません。
音楽は第一作目に続いてVivaldi Springを使用しています。
第2楽章Largoは
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ヴィオラの低いCis音が吠える犬を表現しています。
羊飼いと忠犬のイメージで 我が工房の看板娘ナナも登場!!
★弦楽器製作にとりあえず時間がかかるのとそれを集めて編集するので毎日投稿は無理ですが 良かったらチャンネル登録と高評価ボタンよろしくお願いします!★
バイオリンの森 ~Performance with Vivaldi Spring 第2楽章Largo~