櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

オイリュトミー、レッスン報告1/8

2014-01-09 | レッスン・WSノート
稽古場のある杉並・荻窪は雨だけど少し気温は高いかも。

今年さいしょのクラスは音楽オイリュトミーのレッスンでした。

この日の基本練習その一、気持ちを空間に広げる動き。
両手両足からだの幹から外へ外へと伸ばす、とにかく大きく明るく伸びやかに。

その二、音階の動きとインタバル(音程)の動き。ピアノの音ひとつ一つに動きのフォームに落とし込む練習、じっくり聴きかつじっくり動く。呼吸を深めながら、表情を和らげながら、音になる響きになるイメージで。
そして全身に空間に拡大、足首を柔らかくしてフロアを駆け抜ける、駆け抜けながら、大きなレムニスカートを描く。永久軌道。途切れないイメージ。音と音が響きあうように。

ざっくり書けばまあそんな時を過ごしつつカラダを目覚めさせ、
曲の振り稽古へとすすめました。

(今年前半のメイン曲は『G線上のアリア』。曲や振りのこと、こんどくわしく書きます。)

こちらはとにかく繰り返し。

少しづつ、身につける。
身についた分づつ、心になる、作品になる。
踊りの練習は楽器の練習にとても似ています。
(この日はアタマ8小節を中心に12小節あたりまで)

気長にリラックスして何度でも。

一緒に踊る。なじむ。溶け合いゆく。
次第に訪れるそんな感触を楽しめるように。

曲と仲良しになる。
その速度は人と仲良しになる速度に似ています。

コツは失敗も楽しむこと。
力まないで、楽しめるように自分をユルく緩めること。
完ぺきに、なんて思うと却って駄目だと僕は思う。
かたい重い思考はカラダを寒くするから。


耳を傾けること、
それは音からあらわれてくる言葉や感情がすがたやかたちになることを助ける行為かも。

来週は詩を踊りましょう。そのつぎの週はまた音楽ね。

オイリュトミーは、詩や音楽のヴァイブレーションに身体の動きを溶け合わせてゆく練習です。
言葉や音楽のサウンドと一心同体になる、
淡々と、無心に、
ことたま、おとたま、に身をたくす。
それは自分自身を柔らかくして広くひろげてゆくプロセスでもあります。

つぎのレッスンは金曜日のコンテンポラリーダンス。その翌日土曜日は基礎の日。
さあ、日々始まってゆきます。気持ち新たに楽しく踊りましょう!

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