櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

レッスン報告:創作クラスstart(毎週土):櫻井郁也ダンスクラス2020

2020-06-25 | レッスン・WSノート

毎週土曜はダンスの「土台・骨組み・基礎力」をつくる日として、〈創作クラス〉と〈からだづくり・基礎オープンクラス〉の2コマを開いています。

きょうは〈創作クラス〉のことを書きます。

これは新たなクラスで、その名の通り創作力や想像力をしっかり引き出して、参加者が各自でダンスを生み出すことを目指します。そして、そのためには基本的な身体技術とダンスに対する基礎知識が必須ですから、そこは丁寧に学んでいきます。

初回6/13は現在集まってくれたメンバーとの話し合い。いま現在についてのこと、いまそれぞれのダンス衝動。ダンスと私たちの時代のこと、現代ダンスの根底にあること、、、。

そして前回6/20のレッスンでは、身体の作業を開始。アメリカの作曲家ジョン・ケージの音楽を紹介し、そこから対話を展開したり、想をさぐったりしたあと、ずいぶん踊りました。

ケージは「4分33秒」という楽曲で有名ですが、現代ダンスの発展ときわめて深く関わった音楽家でもありますし、鈴木大拙をふくめ日本の哲学にも深く通じた人です。当然、僕にとっても重要な存在です。

彼の音楽からは、この地上に音が生ずることの驚き、そして沈黙からひろがる豊かさを思い知らされます。ケージの音楽は響きの哲学とも言えると思います。音と静寂、そこから何を感じ、生み出してゆくか。これはダンス創作において、とても重要な態度だと思います。ダンスは、共にあること。ダンスは響き。まず、そのようにありたいと、僕は思います。

稽古場では、かなりの動きが出て、対話もひろがり、これから面白い展開になりそう。ダンスをいざなう試みがスタートしました。

ダンスやパフォーミングアートはもちろん、クリエーティブなことに興味がある人はぜひこのクラスに入ってください。

 

ところで、創作クラスを開いた気持ちをすこし、、、。

 

僕は創作者として半生を過ごしてきましたし、ダンス学校でも創作教育/振付力の育成を長く担当してきました。僕の主催クラスでは、どのクラスでも即興がかなり定着してきたので、そろそろ、しっかり創作に取組むクラスをつくりたくなり、このクラスをスタートしました。

ダンスには創作・振付がつきものですが、先生が振付することが多かったり、短期的なワークショップが多かったりして、じっくり身につけてゆく定期の学び場が案外少ないです。しかし、創作というのは時間をかけて次第にわかってくるものなので、定期的な場を開こうと考えました。

ダンスは本来は踊る人の心が動きになるものですから創作は自然なことですし、創作というのは年齢も経験も問わない自由なものです。そして、あらゆるものに関連するので学びの範囲も広く、おもしろいクラスになると思ったのです。

学校や大きなスタジオと違うのは、数名のレッスンなので、ゆっくり納得できるように進められること。そして、経験や年齢にまったく囚われる必要がない点です。

個々にふさわしい内容を考え、すべて柔軟に親しみやすく育てていきたいです。

自由に、常識にとらわれないで、自らの想像力でダンスを生み出し踊っていくことは、コミュニケーションがすごく楽しくなるし、人生そのものがきっと豊かになると思います。楽しみ、味わい、しっかり話もして、一人一人が充実を感じられる時間にしていきたいです。

 

 

 

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lesson 櫻井郁也ダンスクラス 

再開情報6月より全クラス再開!!

・コンテンポラリー/舞踏(メインクラス)

・基礎オープン(からだづくり)

・創作(初歩からの振付創作)

・オイリュトミー(感覚の拡大)

・フリークラス(踊り入門)

 

stage 櫻井郁也/十字舎房:ダンス公演情報

舞台活動は秋の再開実現をめざしており、状況に応じて判断いたします。くわしいご挨拶や前回公演の記録などを、上記サイトにて掲載中です。ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

 

 

 

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