ICHIHARA ART×MIX
櫻井郁也(Dance) × 瀧澤潔(Art )
ソロダンス
「記憶の海をわたることから」
3/29(土)、30(日)
各13:30開演(上演時間 45分前後を予定)
会場=内田未来楽校[旧・内田小学校校舎跡]芸術祭作品番号U3
住所=千葉県市原市宿174番8号(下記詳細あり)
※GoogleMAPほか、地図によっては以前の管理者であった工務店名義にて表記されております。ご留意ください。
芸術祭・公式webサイト
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中房総国際芸術祭《いちはらアートミックス》が始まりました。
参加公演、櫻井のパフォーマンスも、いよいよ本番です。ご来場のガイドラインを紹介させて下さい。
昭和8年建造の木造校舎跡。その内部空間をつかった大規模なインスタレーションのなかで踊ります。
公式タイトルはソロダンス公演ですが、これは美術作品とのデュエットという気持ちで取り組んでおります。
大きな空間と、そこに展開される美術家の思いや、そしてさまざまなモノたちと関係(ダンス)することで、どんな時空が生まれるか楽しみにしながら準備を進めております。
このあと5月に東京で行なう新作ソロ公演では「肉体/生命体」というところに的を絞った何か結晶的な時の紡ぎを、それに対して3月の本作では、空間であったり共振であったりという、「関わり」の経験を大事にしたく思っております。
作家の瀧澤潔とは越後妻有トリエンナーレ以来、組み始めまして、現代美術とダンスの交感を真剣に考える仲であり、その作業をこの芸術祭は受け止めて下さいました。現代美術の祭りにふさわしい、なにか自由で不思議で、それでいて様々な思索を巡らせていただけるダンスを、と、稽古を詰めております。劇場とは異なる空間の味わいです。固定席ではありませんので、踊りの展開と測りあいながら、見心地よい場所に移動してご体験ください。散在するイスに座るも良し、様々な角度から眺めるも良し。かなと思います。
ネット情報のほか、チラシが出回っております。雑誌「美術手帳」も芸術祭特別号にて対応中。
下記およびリンクご参照のうえ、ぜひ遊びに来て下さいませ。
首都圏に珍しい国際芸術祭の立ち上げ、ひとりでもお立ち会いいただければ次回につながるかと思います。ご一緒できれば幸いです!
★チケット★
二種類の方法あり。予約は不要。
1:個別入場=各作品/イベント会場にて、その場で支払う。おおむね数百円に抑えられています。沢山は回れない方にお勧め。
2:芸術祭パスポート=下記販売所で買う~行く先々で提示。周遊バス(平日1時間毎/日祝30分毎に各作品付近に発着)の代金は1日フリー。複数鑑賞の方にお勧め。
★交通★
都内からJR五井駅~小湊鉄道に乗車~上総牛久駅~芸術祭周遊バスで目的作品へ。
当方会場は『内田』バス停下車すぐ。
タクシーの場合は『内田』バス停または『内田郵便局』と指定、牛久駅から10分くらいで着。
自家用車は至近駐車場をあらかじめご確認ください。
★芸術祭バス時刻表リンク★
(『北部ルート』に乗車して『内田』下車スグ。開演13:30予定、終演14:20~30目安にてご計画ください)
★料金★
・個別入場料300円(本作)
・パスポート(周遊バス一日フリー込み)大人3800円ほか
★パスポート販売場所★
小湊鐵道五井駅/上総牛久駅/市原湖畔美術館/各作品会場、ほか
詳細http://ichihara-artmix.jp/ticket.html
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以下は、チラシに寄せた文章です。
「あの春、喪失を受け入れることから僕らの生活は始まり直したんだと思う。
その思いをいま二人の作家に出会いながら確かめている。
子らの記憶を眠るこの校舎に、二人は沈黙し、手を働す。
忘却に寄り添い、そのひとつひとつの孤独を光らせ、
あるいは、失われた鬼哭を辿り、忘れがたき夜を幻する。
消えゆく声をこそ呼吸し、喪失をこそ生みの力に転じようとするその心が、僕らの哀しみと希望に重なる。
だから僕はこの幕開きの踊りを受けた。
このダンスを忘却と未来の節会に、そして、ひとつの願いが生まれるその場所への、祭火としたい。」
持続する舞台作業。ご注目いただければ幸いです。櫻井郁也・公演サイト
(櫻井郁也、関係一同)