ドイツがベーシックインカムについての新たな実験を開始したというニュースを読んだ。
5月末のスペインでの出来事につづき、イギリスやデンマークでもUBIの実施についての検討はすでに始まっているというし、マイケル・タブス氏を始めとするアメリカ11都市の市長が6月29日にユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)のテスト導入を行うと宣言したのも驚きだった。
本邦政府の実施した多数の給付金政策も、いづれもただ一度の一過性ということもありBIそのものとは言えないが、それでも、かつて考えられない出来事ではないだろうかと、個人的に思った。
個人的には、BI実践と同時に、ぜひ議論してほしいと思うのが、お金の使用期限をつくることなのだが、それはまだ哲学や思想の世界にとどまっているみたいだ。
全国民の最低限の生活費を国が支給する。そのことによって、働かざるもの喰うべからず、ではなくなる。そこから、僕たちの常識は大きく変化すると思う。
お金のシステムを変えるということは、さまざまな約束事を変えることにつながる。このさい、お金の性質そのものを変えてしまうのも、ありではないかと、僕は妄想する。
このコロナ禍はいまや健康面を超えて経済や世界の構造に対して、さらに人間と人間の関係についてさえも、おそろしく破壊的になってきているけれど、国家と国民の関係について、仕事とお金の関係について、お金そのものについて、これほど考え直させられる機会は、なかなか来ないのではないだろうか。
お金は人が作ったものなのだから、もっと、これは何なのだろうということを考えて、自由に変化させてもいいのではないかと、たびたび思う。
そういえば、moneyという言葉は忠告の女神モネータの名が由来と聞いたことがある。彼女を祀る神殿で古代の人は貨幣を造ったというのだ。どうしてなのかな。忠告の女神とお金に、どんな関わりがあったのだろうか。お金というものは元々どんなものだったのだろうか、、、。
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