『赤白つるばみ・上』
『赤白つるばみ・下』
『赤白つるばみ・裏/火星は錆でできていて赤いのだ』
楠本まき(著)
「私たち初めから商品じゃない」
当たり前のことなのにこの言葉にハッとさせられた。
外見や年齢で人を判断し、若さが正義のような発言をする世の中。
男であること、女であることを「こう」と決めつけるステレオタイプの呪い。
いつの間にか自分もそれに侵食されていなかったか。
普段から感じる違和感やモヤモヤはクソみたいなジェンダーバイアス。
何度も何度もじっくり読み返したくなる本(漫画)です。
楠本まきさんの漫画は絵も内容も好きでずっと昔から読んでいて
帯にあるように『未来永劫、孤高でロック』
皆と同じでなくていい、人と違うことに誇りを持てる…
直接的でなくてもそう感じとれる内容でした。
今回のこの3冊、特に『裏』は直接核心部分をついた内容だと思う。
機会があれば是非読んでほしい。
できれば紙媒体をお勧めします。
紙質、色彩にこだわった装丁が本当に好きすぎる。
『汚れた手をそこで拭かない』
芦沢 央(著)
「ただ、運が悪かっただけ」
「埋め合わせ」
「忘却」
「お蔵入り」
「ミモザ」
5篇の短編集です。
ほんの小さな汚れ。
本来拭くべき場所でない箇所で拭いてしまったがため
その汚れがどんどん広がっていく…そんなミステリーです。
装画を担当されたQ-TAさんのTwitterアカウントで知った本。
「ただ、運が悪かっただけ」が先行公開されていたのを読んで他の話も読みたくなった本です。
表紙の裏(装画の続き)の「ミモザ」がゾワッとします。
芦沢央短編集⇒『ただ、運が悪かっただけ』
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