世界のどこかで起きていること。

日本人の日常生活からは想像できない世界を垣間見たときに記しています(本棚11)。

「食料廃棄物をゼロにせよ〜フランス社会の挑戦〜」

2017-08-16 16:04:40 | 日記
「食料廃棄物をゼロにせよ〜フランス社会の挑戦〜」
2016.7.11放送:NHK



<番組内容>
 今、世界では、食料生産量の約3分の1が廃棄されている。食料だけでなく、食料を生産するための膨大なエネルギーが浪費され、深刻な環境問題を引き起こしている。こうした現状を変えようという世界初の法律が今年2月、フランスで制定された。すべての大型スーパーに売れ残りの食料の廃棄を禁じ、慈善団体への寄付を義務付けた食料廃棄禁止法である。フランスの画期的な試みが投げかける食料廃棄の現状と課題を見つめる。


発展途上国や難民キャンプでは食糧が不足しているのに、先進国では食料の1/3が廃棄されているのが現実です。
① 生産の場
② 小売り(スーパー)
③ 家庭
のそれぞれで食料が廃棄されており、それを減らす努力がなされています。

対策として、
①に対しては、
・外見が悪い作物を「見た目は悪いけど味はいいよ!」というラベルを貼って、定価の7割で販売する。
②に対しては、
・スーパーマーケットは賞味期限切れ間近の食品を廃棄せずに配布すると税金が免除されることになった。
・困っている家庭への配布は、現在はNGO(フードバンク)、キリスト教系慈善団体が担っているが、限界がある。そこをコーディネイトすることがビジネスとして成り立たないかと介入が始まっている。
③に対しては、
・ついつい買い込んでしまう主婦対象に、それが適切な買い物か評価してくれる専門家が登場した。

等々が紹介されました。

日本ではこのような動きがあるのでしょうか。

その昔、倉本聰さんが主催する北海道の劇団が、コンビニの消費期限切れ廃棄食料を受け取って劇団員の食料にしているとTVで見たことがあります。

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