□作品オフィシャルサイト 「悪い夏」
□監督 城定秀夫
□脚本 向井康介
□原作 染井為人
□キャスト 北村匠海、河合優実、伊藤万理華、毎熊克哉、窪田正孝、木南晴夏、竹原ピストル
■鑑賞日 3月29日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人の小説が原作。
真面目に生きてきた気弱な公務員が破滅へと転落していく姿を描いたサスペンス。
真面目に勤める市役所・生活福祉課に勤める佐々木守(北村匠海)。
同僚の宮田(伊藤万理華)から「職場の先輩・高野(毎熊克哉)が
生活保護受給者の女性に肉体関係を強要しているらしい」との相談を受けたことから、
足元をすくわれたように裏社会の金本(窪田正孝)の餌食になえい落ちていく。
そこには育児放棄寸前のシングルマザー・愛美(河合優実)との関係も。
ま、生活保護不正受給者の話は聞いたことがあるし、実際行われていた事実も知っている。
そこに至る人間模様をこの映画は描き出していくのだが、真面目に額に汗して働く者にとっては、
あまり感じはよくないし、後味の悪い映画だ。
普段の生活でどん底を味わうことなんてないから、映画の意図するところはわからないが、
愛は時に自らの生活を崩してしまうケースがあるよ・・・なんてケ-ススタディなのかな(笑)
北村匠海クンは俳優としての幅を広げる意味ではある意味勉強になっただろうなぁ。
河合優実チャンは彼女の出演映画を何本か観たけど、皆が思うほど演技に幅があるとは
ちょっと思えない感あり(あくまで私観ですが)。