□作品オフィシャルサイト 「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」
□監督 ジェームズ・マンゴールド
□脚本 ジェームズ・マンゴールド、ジェイ・コックス
□キャスト ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ
■鑑賞日 3月4日(火)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
ソングライターとして初めてノーベル文学賞(2016年)を受賞したボブ・ディラン。
無名のミュージシャンだった19歳のボブ・ディランが、時代の寵児として、
スターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子を描いていく。
最近は成功したミュージシャンたちの伝記物が多くなってきたなぁ。
ネタ切れもあるのは外国も日本も同じなのかなぁ(笑)
実際、ボブ・ディランの楽曲は何曲か知っているが、確かにフォークソングの世界で、
ウディ・ガスリーやピート・シーガー、ジョーン・バエズ等、先輩たちを追い越して、
それこそ「若者の代弁者」として祭り上げられていたことは事実だ。
でも、アルバムを買ってディランを聴いたことはなかったなぁ。
日本のフォークシンガーはディランにかなり影響を受けている人も多い。
ビッグになって名声を得ると人は変わっていくし、世話になった人の恩すら忘れてしまう。
そんなディランも徐々に自分自身と自分の音楽の方向性に疑問を持ち、試行錯誤しながら
ある決断に至るまでの彼の半生をこの映画は描いていく。
ディランを演じたティモシー・シャラメは本当にディランの特徴をよく捉えていたし、
ある意味違和感なく最後まで観ることができた。
しかも劇中の全ての楽曲はシャラメが歌っていたのだから凄い。
ピート・シーガー役を演じたエドワード・ノートンがしっかり脇を固めていたし、
彼女役を演じたエル・ファニングはダコタの妹で当たり前だがよく似ていた(笑)
エンディングで実際のディランの曲が流されたのは、ちょっとグッときてしまった。
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