2007年「今年の漢字」
先日、2007年の世相を表す“今年の漢字”に「偽」が選ばれた。 毎年、なるほどなぁと他人事のように二そのニュースを受け流してしまうのだが、今年ほど、誰もがその選択に異議を唱えない年も珍しいのではないか。 日本漢字能力検定協会が公募して、応募のあった98,016票のうち、「偽」が1万6550票でトップだったという。
京都の清水寺の森清範貫主が縦1.5m、横1.3mの特大和紙に揮毫(きごう)した。 森貫主は「このような字が選ばれることは恥ずかしく、悲憤にたえない。 己の利ばかりを望むのではなく、分を知り、自分の心を律する気持ちを取り戻してほしい」と話していた。
“分を知り、自分の心を律する気持ち” それは決して難しいことではないし、大きなことではなく、ほんの些細なことの積上げを誰もが心に留めていれば、出来ないことはないと思う。
ちなみに、2位「食」、3位「嘘」、4位「疑」、5位「謝」、6位の「変」、7位「政」、8位の「乱」、9位「暑」、10位の「心」。
過去10年の1位は、
1995年 「震」 ( 阪神・淡路大震災やオウム真理教事件)
1996年 「食」 ( O(オー)157食中毒事件や狂牛病の発生)
1997年 「倒」 ( 山一證券など経営破たんの続出)
1998年 「毒」 ( 和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシン等)
1999年 「末」 ( 世紀末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など)
2000年 「金」 ( シドニーオリンピックでの日本人選手の金メダル獲得)
2001年 「戦」 ( 米国同時多発テロ事件、対テロ戦争、炭そ菌との戦い)
2002年 「帰」 (日本経済がバブル前の水準に「帰り」、昔の歌がリバイバル)
2003年 「虎」 ( 阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝)
2004年 「災」 (台風や地震などの記録的な天災や、イラクでの人質殺害)
2005年 「愛」 ( 紀宮様のご成婚、「愛・地球博」、各界で「愛ちゃん」ブーム)
2006年 「命」 (悠仁様のご誕生。いじめによる自殺、虐待等)
心のどこかに仕舞い込んだ人を思いやる気持ちを、今一度、引き出して欲しい。
路傍の小さな花に、言葉に出さなくてもきれいだねぇって語りかけて欲しい。
新宿の雑踏にだって、こんなに可憐な花が咲くのに・・・。
この中にタバコ、缶、週刊誌を放り込む無神経さは理解しがたい。
行き交うあなたたちのために一生懸命咲いているのに、
ほんの少し立ち止まって、「私を見て!」
天災でも事故でもなく、
人が意図的にやってることばかりだから余計に。
来年は、よい年になるといいね。
>森貫主の言葉には、共感しながら、なんかほんとこの一年の、あらゆる「偽」はひどすぎるよな~と思いました。
そうでしたねぇ
人災が多かっただけにいたたまれない気分です
>来年は、よい年になるといいね。
ホント、そう願いたいものです。
でもツバッキーさん、今年は幸せの絶頂でしょ~♪
『美しい』という言葉さえ、某政治家に怪我されてしまいましたし…(残念)。
>日本がここまで落ちぶれたということなんでしょうね。ホントに民も官も『偽』だらけですもんね。
ま、甘い汁はだれでも吸いたいでしょうけどね~
でも人を殺めることだけは絶対に許せないですね。
>『美しい』という言葉さえ、某政治家に怪我されてしまいましたし…(残念)。
そうですね。 そういえば今の総理大臣は掃除大臣ですね(笑) 掃除の仕方を教えないとねぇ、一から(笑) おっと今日は会社の大掃除だ(自爆)