今年こそは、この沢で自分なりに納得できる写真を撮りたい願望を持っています。
昨年も狙っていたのですが、集中豪雨で土砂崩れのため侵入禁止となっていました。
現在、どんな状態になっているのかは不明ですが、写真撮影旅行の募集を募っているようなので、遊歩道が整備されているものと思われます。
滝壺まで降りるには危険なため登山完全装備ですが、真夏の強い太陽の振り注ぐ午後に幻想的な光景が現れる場所でもあります。
この沢は高原山の噴火により、そのカルデラ跡を水源としているため、火山成分の鉱物や炭酸が多く含まれている水が流れています。
この沢の水は昔は辛くて飲めないことから、「酢っ辛い沢」と呼ばれていました。
この沢の水は現在でも、場所によって「蒼白く」見える事があります。
四季を通して美しい渓流を見せていますが、この沢には魚は住めないそうです。
そう。この沢は栃木県のスッカン沢です。
雄飛の滝。この滝を目当てに崖を降りて滝壺付近まで来ます。
この付近まで近づくと、滝の飛沫で濡れてしまうのでレインウェアがあると快適に撮影することが出来ます。
常に湿気のある状態で、崖からは水が湧き出ているようです。
この陰鬱な光景が写真として映えるのでしょうが、一人でいると恐ろしくすら感じます。
水が滴り落ちる、苔むした岩肌も深淵さが醸し出されますね。
今年の撮影は、梅雨明け後の夏空を見計らっての訪問となります。
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