My Life Still Goes On 2025

コツコツと60代を突き進んでおります

杉浦直樹さん ご逝去

2011-09-23 18:15:36 | 日記

つい一ヶ月ほど前、
竹脇無我さんがお亡くなりになり、
「岸辺のアルバム」のことを書きましたが、
同じドラマにに出演されていた、
杉浦直樹さんがお亡くなりになりました。


俳優の方々の印象というのは、
みなさん人それぞれだと思いますが、
私の場合は、
やはり、子供の頃からよくテレビで
見かけていたということが、
訃報に接したときのショックに
つながるようです。


杉浦直樹さんは、
前述の「岸辺のアルバム」(山田太一作)で、
家も家族も崩壊していく家庭の
父親を演じていました。

奥さん役が八千草薫さんで、
中田喜子さん、国広富之さんが子供たちで、
ごく普通のサラリーマン家庭の設定でした。
(内情はいろいろあるのですが…)
30年以上前ですからね、
みなさん、お若かった。

杉浦さんの父親は、
役柄としては、キライな父親像ではありましたが、
ビジネスマンの実情や、
もう大人といえる子供たちとの接し方に悩む、
そんなリアルな父親がそこにいました。



そして、
自分が20代後半のときに見た、
「今朝の秋」。
(あ、これも山田太一脚本ですな)

物語の内容は別として、
老いた父親(笠智衆)よりも先に
癌で死んでいく、中年の息子役でした。

ギラギラとした、
ビジネスマンや父親役の印象でしたので、
余命いくばくもない中年男が、
何とも言えず悲しかったのです。

話の中心は、
息子を看取る老いた父親ですが、
その枯れた演技に、
“死”を考えさせられました。



ほかにも、
いくつかのテレビドラマで見かけてきました。
逆に映画に出演なさっていたお若い頃は、
ほとんど知りません。

中年のオヤジの悲しさで、
最近の若手?俳優さんの名前は、
よほど印象に残らないと覚えていません。
ってか、名前と顔が一致しない…(^_^;)


やはり、多感な頃に、
慣れ親しんだ俳優さんの名前、
そして、そういった方々が、
亡くなられることが残念で、
かつ、
自分の年齢も感じてしまう、
“今朝の秋”でした。

存在感のある演技、
ありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。





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