「エタノール(手指に吹きかける消毒用アルコール)は、カビの除菌には効果がありますが、漂白作用はないのでカビが作る色素を落とすことはできません。カビ取りには、カビを消毒・殺菌しカビの色素を分解・漂白する塩素系漂白剤が効果的です」と尾崎さんは解説します。
そして尾崎さんが教えてくれたのは、その塩素系漂白剤に片栗粉を混ぜ合わせる裏ワザです。
「液体の漂白剤をつけるとすぐ流れてしまい、アルミサッシのなどの窓枠を変色や腐食させる原因にもなりがちです。片栗粉で漂白剤をペースト状にすることで、液垂れを防ぎ、汚れに長時間密着させてカビを取り除くことができるのです」(尾崎さん)
塩素系漂白剤を使用するので、作業はマスクとゴム手袋を付けて行いましょう。