実は今宵はどこでもいいので「金澤おでん」の人気店へどうしても行きたい・・・っというのも理由があり、12月末で禁漁になってしまう冬の金沢グルメの顔とも言える蟹面をどうしても食っておきたいのだ。
超人気店はいくつもあるが、駅構内の「黒百合」と並び知名度では No1とも言える「赤玉 本店」へ!満を持して行ってみれば15人程のすごい行列・・・ところが何か嫌な予感が?
っと言うのも以前トライした時にすでにその日の整理券終わってしまっていて食えなかった苦〜い経験があるのだ。
急いで整理券発券機みてみれば・・・えぇ〜嘘〜80分待ち〜。まだ18時前だよ。う〜ん、仕方ない。ここは割り切っていくしかない。まだ仕事いくらでも残っているので2時間弱ほど時間潰すのは全く問題ない。
順番くるとスマホにメールくるので、1度ホテルに戻って仕事だ。結果的には仕事こなせてよかったかも?
結局60分ちょっと程で呼び出しがかかり、予定よりは若干早めに入店。早速、カウンター席についてメニュー眺める・・・まずは肝腎要の今宵の目的とも言える「蟹面」あるか?確認だ。
ところが即答で「すみません、今日はもう〜終わっちゃいました」と残酷な回答・・・おいおい、これのために1時間以上も待ったのに、そりゃ〜ないだろう?思わず泣きたくなっちゅうよぉ〜。
めっちゃ残念だが、仕方ない。ここは気を取り直して生ビールだ。もう〜こうなったら飲むしかないだろう。くぅ〜美味ぇ〜!!
「赤玉本店の楽しみ方」と丁寧な説明あるので、なるほど参考にしながら頂くとするかっ!
まずは、おでんからとあるが、ここは思いっきり逆らって名物と言われている「牛すじ煮込み」でスタートだ。
酒飲みにとってアテに外せないまさに必須ものと言える。味濃すぎず絶妙な味付けが最高なのだ。このプリプリとコリコリの食感がたまらん。いくらでも食えそうだ。
続いてはお造りだ。いくら美味くてもおでんだけでは物足りない?っと言うことで北陸来たら必食のバイ貝刺しだ。
とにかく北陸来て、初めてバイ貝がこんなに美味いもんなんだと気づかせてもらった。それほど美味〜い!とにかくこの歯応えだよね。北陸のはバイ貝はデカくて太いからめちゃ旨なのだ。
ここでもちろん生ビールお代わりだ。そして、メインとも言える金澤おでんといこうじゃないかぁ〜!まずは5品ね。
あぁ〜繰り返すが蟹面ないのががっかり・・・。年内あと1度来れるかなぁ〜?年末の約1ヶ月しか食えないってのがホント悩ましいよなぁ〜。
まずは、金澤おでんの代名詞とも言える赤巻からだ。
「北陸でおなじみの赤巻き蒲鉾です。赤と白の渦巻き模様が美しい蒲鉾です。赤玉の赤巻はパプリカ色素で色付けしていて体にも優しい一品です。」とのこと。なんてことない蒲鉾なんだけど、ないとすごく寂しいと言う逸品だ。これ見るといつも忍者ハットリくん思い出すの自分だけ?
続いては優しい出汁の味わいがしみこんだ大根、ぜんまいを油揚げで巻いたしのだ巻き!そして、負けずに優しい旨みの湯葉まきだ。おいおい、どれもめっちゃ美味い〜!
そして、赤巻とともに金澤おでんの顔となっているのがこの車麩!初めはこんな麩が名物なの?っと思ったが、実はたっぷり出汁を吸い込んでいて1番金澤おでんの旨さを味わえるのがこの車麩かも?ホント見直したよ。
ここで再度生ビールお代わりし、趣向を変えてどて焼きの出番だ。
名古屋のどて煮とは全くの別物で、牛すじ肉を味噌やみりんで煮込んだ大阪タイプだ。でも、ここ赤玉のは柔らかさが足りず、煮込むと言うよりは焼きのみって感じで、個人的にはイマイチ。牛すじ串焼きに甘ダレかけたって感じだね。う〜ん、やっぱりもっと柔らかい方がいいなぁ〜。
最後におでんで〆ようか・・・っと思ったのだが、流石にあれだけ待ったせいか?名物の赤玉、梅貝、蟹しんじょう、海老しんじょうとどれも売り切ればかり。もう〜イライラする。これでおしまいでいいかっと思ったところで、唯一あったのが金澤生麩!
ちくわぶ好きの自分だけに、この生麩のモチモチ食感がたまらないのだ。う〜ん、旨すぎだぁ〜。
そして、最後はおでんのつゆだ。これがメインのおでんに負けず劣らず美味いんだからたまったものではない。色々な具の旨みがしみ込んでいる出汁だもん極上のひと言!ふぅ〜腹から温まったところでお会計としよう。
しかし、ここ赤玉はじめ金澤おでんの名店の人気度ってすごいもので驚かされる。どこも開店前から行列できているのは当たり前で、早々に完売御礼もしくは受付終了になってしまうってすごすぎない?食いたくても食えないって県外の人間にとってはなんとも悩ましいご当地グルメと言える。
あぁ〜改めて、蟹面食いたかったなぁ〜?ぜひ年内にもう1度トライだしたいものだ。食いてぇ〜!!
#石川グルメ