実は奈良って名古屋から近いんだよね。車で約2時間だからね。
名阪国道を走って奈良入り。まずは吉野の紅葉寺として知られる「長谷寺」へ。3000余の真言宗豊山派の総本山で「源氏物語」や「枕草子」にも登場してくるお寺で、観音信仰の発祥とのことだ。
あれっ想像していた以上に立派なお寺で、総門にあたる大きな仁王門の先には長〜い屋根付きの階段「登廊」がうかがえる。東日本の人にとっては福井の永平寺を思わせる登廊だ。
階段曲がる度に真っ赤に染まった紅葉がお出迎え。残念ながら今朝まで雨だった上に今日は思いっきり曇天で紅葉映えイマイチ。それでもこれだけ美しい紅葉だもん。流石紅葉名所だけのことはある。
悲しいかな?思いっきり息上がりながら国宝の本堂へ到着。まずは年に春秋2度のみ許される御本尊大観音特別拝観だ。普段は入ることのできない正堂内へ入堂し観音様の御足(おみあし)に直接触れてお参りができるのだ。
本尊の十一面観世音菩薩立像は、高さ12.3mを誇る日本最大級の観音様・・・おぉ〜下から拝むとその大きさに圧倒される。早速、コロナ対策のためのタオルを敷いて御本尊にお願いごとだ。(ちなみに撮影不可のため↑画像2枚はWebから拝借)
下から見上げると、まさに特別拝観のパンフのようにすごい大迫力!画像からは伝わらないかもしれないが、この大きさになんとなく感動する程で、不思議と来て良かったとすごく思わせる。それほど観音様がホント神々しいのだ。
礼堂は新緑シーズンは「床みどり」、秋の紅葉シーズンは床が真っ赤に染まる「床もみじ」として映えスポットとして大人気なのだが、天気のせい?時間帯違い?期待を思いっきり裏切ってくれたんだけど?
あれっでも撮影方向も違うなぁ〜?どちらにしろ今回は残念だった。仕方ない。(↑下画像はWebから拝借)
ここは断崖絶壁地で、京都の清水寺のように本堂前が「舞台造り」になっている。ここからの紅葉狩りも悪くない。
そして振り返ると先ほど足元から拝まさせて頂いた十一面観世音菩薩立像がうかがえる。改めてデカ〜い!
観音様との縁を結ぶという意味で「五色線」をいただける。まるでミサンガみたいだけど、もらえるって嬉しいよね。帰りは改めてのんびりと紅葉を楽しみながら下る。
参道には名物と言われる「草餅」を扱う店が立ち並ぶ。どこが本家か?美味いのか?よくわからんが、とりあえず食っておかないとね。っということで「総本家 寿屋」に決定!う〜ん、小豆たっぷりで美味い!やっぱり名物っていいね。
さて、次は吉野の国内最大の秘仏だ。自分的には今回の旅行のメインイベントだ。楽しみ〜!
奈良・吉野旅行!② 国内最大秘仏!金峯山寺の蔵王権現の特別開帳! →
** 長谷寺 **