ひな菊の丘から

シティホールコンサートその2

デイジーヒルは2番目の出演でした。




光のルネサンス、というイベントにふさわしい曲を、と一応ネタも繰ってやってきました。でも、基本は、初めての場所で、知らないお客様の前でも落ち着いてできる、普段着のデイジーヒル、というスタンスで。



ところが、なんとした事でしょう。場所の力か、お客様の数なのか、緊張のレベルが針を振り切ってしまうほどの状態になってしまいました。いつもは『あがってるわ』っていいつつ、ちょっとドキドキが続く程度なのですが、この時は、胃が痛くなってしまいました。しかも、会場か、または控え室が乾燥していたのでしょう、ノドがカラッカラに乾いていました。何とかノドをなだめつつ、ステージに上がりました。



1曲目、Somebody Stole My Gal、大阪の人にはなじみの深い、吉本新喜劇のオープニングテーマです。続いてWater Is Wide、これはデイジーヒルのレパートリーの中でも、唯一といっていい位、知名度の高い曲だと思われます。



この辺りで、普通のブルーグラスをガツンと、ということで、Can't You Hear Me Calling。ガツン、という訳には行きませんでしたが、なんとか胃の痛みも治まり、少し平常心も戻ってきました。(実は前の2曲、イントロ間違うわ、コード間違うわ、酷いものでした。)



でもね、会場内はこんな感じ。しかも、通りすがりにちょっと聞いて、曲の途中で立って行かれてしまう、ショッピングセンター内のイベントとかと違って(いや、ショッピングセンターの中でもいい演奏なら聴いてもらえるんでしょうけどね。)皆さんじっくり、本当に真剣に聴いて下さっているのです。こんなたくさんの方に聴いてもらったことってあったかしら?と思うほどでした。



ここで、企画物2曲を持ってきました。一つは、K西電力のCMに、この秋使われていた、プリシラ・アーンの Leave The Light On、もうひとつは、年配の方にはなじみの深い、谷間の灯火、When The Lamp Lighting Time In The Valleyです。後者は結構昔から、好きで歌ってはいたのですが、人前でやるのは初めてかもしれません。これだけ歌詞が覚えきれなくて、ステージに持って出てしまいました。



その後は、おなじみのFootprints In The Snow、West Virginia My Home、My Old Kentucky Homeで30分のステージを終えました。



次はベテランM橋さん率いる、Bottoms Up、控え室の名前はBottos Upになってましたっけ。



衣装もばっちり決めて、かっこよかったです。フィドルの若者、O城さんのパフォーマンスに場内が沸いていました。そういえば、メンバーの皆さん、白いシャツを着ておられたのですが、このO城さんと、バンジョーのTやの二人だけが、シャツの裾を外に出していました。いつぞや相方と発見した「若者はシャツの裾を出す」法則は生きているのでしょうか?Tやは既に40代のはず。



袖で出番を待ついづみさんと二人で撮っていただきました。後ろはすごい人、人。



今度は私が、スタンバイ中の皆さんを撮りました。ドレスコードは、白シャツにベストにリボンタイ、でした。



ボトムズ・アップの熱演が続いています。



最後の曲、Orange Blossom Special、一番右端で熱心にご覧になっていたお客様、妙齢の女性でしたが、機関車の真似までしてノリノリでした。途中で、お仲間の方々に、無理やり引っ張って連れて行かれてしまってお気の毒でしたが。



いづみ&Sweet Grassのベース弾きさんが欠席で、相方がお手伝い。彼はこのために、衣装を着替えました。



いづみさんは、ステージが始まる前、「嬉しいわあ、こんな場所でできるの。こんなところでブルーグラスをひろめるのが私の役やと思ってるねん。」とおっしゃってました。



心斎橋のことを歌ったオリジナル曲、Sing A Song For Youでスタート。



この頃になると、私も少し慣れてきて、列の後ろからではなく、隙間から前に出て撮ったり、後ろに回ったり、ピンボケの確率の低い写真が撮れる様になってきました。



オリジナルアルバムの中の曲を中心に、カントリーや、季節に合わせてブルー・クリスマスなど、たっぷり聴かせていただきました。



ステージの後、CDが3枚売れて良かったですね。



後ろから撮るとこんな感じです。時折座席のお客さまは交替されてましたし、後ろの方はずっと聴いておられたわけではないけど、ちょっと意外でビックリするくらい一生懸命聴いていて下さいました。ブルーグラスのバンドの中でも、カラーの違う4組であったこと、聴いてもらおう、もらいたい、という弾き手の意図が伝わったこと、色々条件はあるでしょうが、外は本当にきれいなイルミネーションだったのに、あの2時間をあの場所で過ごして下さったたくさんのお客さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。



また来年もできればいいですね。そして、またデイジーヒルもステージに上がれたら嬉しいなあ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ライブ報告」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事