ひな菊の丘から

脇山さとみ作品展へ

大好きな帽子、ストール作家Ka織inの三人展を見に行ったのは今年の5月。そこでギャラリーのT子さんに紹介していただいたのが、脇山さとみさん。彼女の作品はT子さんの私物と写真しか見てないけど、ご本人の雰囲気と写真にとても惹かれて、一度じっくり実物を見せてもらいたい、と思っていた。SNSで京都の高島屋で陶展をされると知り、ちょうど何の予定も入っていない土曜日に行ってきた。「古今往来」というタイトルが付いている。

ご本人が在廊されてる時に行こう、と思って昼過ぎに到着。ちょうどランチの時間と重なってて(私の連絡の仕方がまずかったなあ。)その間、何度かぐるぐる回って、ついでに高島屋の食器売り場や文具売り場もうろついて、ちょっとお買い物もしちゃったり。

社食でカツカレー食べてきた、というご本人が来られた頃には、お友だちやらお客さまが数人、作家さんをお待ちだったようで、私もご挨拶できた。写真撮っていいですか?の問いにどうぞどうぞ、と言っていただいたので、いっぱい撮っちゃった。他のお客さまも待っていたかのようにスマホを向けておられた。

開始4日目、恐らくかなりの作品が気に入った人たちの手元に渡ったあとだったのだろうな、このお皿も可愛かったけど1点のみ。

インスタで見ていたラッパを吹く天使。ここに写ってないのが私の手元にやってきた。

盃。鏡で側面が見える。実はこれも写ってないのが我が家に。全部手捻りだから大きさがずいぶん違う。右下のを買うつもりで手に取ったのだが、この中で一番大きい(ってことは一番たくさん入る)ことと、

側面の模様がもう少し渋い方がいいか、と思ってそちらに急遽変更したのだった。遠近法ではなく、右と真ん中の大きさはずいぶん違ってた。

右に見えるのが栓なのだな。合体するとどんな風になるのか、見せてもらえばよかったかな。

最初に写真を見せてもらった時に、こんな感じの独特な作風にちょっとびっくりした。土の感じと相まってちょっと触ってみたくなる。

ずいぶん大きな鉢?花器?存在感がすごい。それと表面いちめんのブツブツとなった感じが、これもやっぱり触ってみたくなる。

ね、この雰囲気、お得意なのかなあ。

お揃いで持ちたくなるような小皿、並んでる写真も撮ったんだった。そしてこれは向きが変だ。いまからなおせないよ。

花瓶、大きな作品もたくさんあった。少し赤みがかった土色に繊細な、でも自由な線画

これは何を表してるんやろな。

うん、これも気になったんやった。お料理なにが似合うかな、緑のもの、シャキシャキ水菜のお浸し?

 

取っ手が独特な急須の向こうに、さっきのお花の形の小皿が写ってた。

蓋物、上にいるのは鴉?

中国っぽい風景と建物

これはお茶碗、お薄これで飲んでみたい。

虎を乗りこなしてる人がのっかってる蓋物はまた渋い色。

お月さまが小さく浮かんでる

これに一番魅かれた。双竜の真ん中に月。白龍と黒龍

その側面

表面のアップも撮ってみた。

これもダイナミックな花器。見ながら、いったいどうやって作ってはるんやろ、形が決まったら心のむくままに絵付けしはるんやろか、それとも緻密に設計図?下書きされるんやろか?などと思いめぐらせる。

 

このお皿もセットで使うとすてきやろな。これでも全部撮影しきれてないし、見てる最中にガラスケースの中の作品がひとつお客さまの手に渡っていった。楕円の小鉢だったかな、それも最後のひとつを持ってお会計を待ってる方がいた。

ま、そんな感じでじっくり見てちょっと触って楽しんで帰ってきた。帰りにUKAIでクッキーを買うのも忘れなかった。ここからは、うちの子になったかわいこちゃんたち。

天使の方は、脇山さんには珍しくツルツルの磁器に近いものらしい。アトリエで普段使わないそんな土を見つけたそうで、ここで使われている青色も彼女には珍しい明るい色だそう。フラッシュをたいたので色が飛んでしまったが、実は縁は薄い緑の釉薬が使われている。盃の方は中の絵の向きが逆だ・・・でもまあこの子はそのうち食卓に登場したら、正しい向きの写真が撮れると思う。

盃の側面1

側面2,うん、この位の地味さがいいや。

ご縁っていいな、と思った一日だった。我が家にはご縁でやってきた酒器が他にもいくつか。これからもそんなご縁を探して行こう。

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