前夜約束したとおり、7時前にUちゃんが迎えに来てくれました。近くにある筌の口温泉に入りにいくのです。T田さんが、僕も連れてって、というので一緒に行きました。バンガローを出たところで忘れ物に気づいて、戻ろうとしたらぬかるみで滑って転んでしまいました。つるっ、ドテッ程度だったのですが、寝る時に穿いていたジャージがドロドロ、クロックスもドロドロです。Uちゃんの車に乗るのが気の毒な位。タオルを敷いて乗りました。
筌の口温泉は、24時間いつでも入れて、料金は200円、タオルが茶色くなるほど鉄分たっぷりの温泉でした。十分温まってほっこりして外に出たら、おじいちゃんが入ってきました。ひょえー!!「7時半から掃除をする、て表に書いてたでしょ?」はいはい、確かに。でもさー、びっくりするやんか。ま、おばちゃんたいして気にもせんけど。
いったんバンガローに戻り、手持ちのパウンドケーキ(権ちゃんの手作りらしい。売店で売っていたもの。)を朝食代わりに。買ってあったヨーグルトは会場のクーラーボックスの中だし、お水はなくなって飲むものがない。しまったなあ、手元に何か持って置けばよかった、と後悔してもないものはない。なので、下に降りるまで我慢しました。しっとりしたパウンドだったので助かりました。
ステージが始まるだいぶ前に会場に到着。温泉に入ってきた事を相方に言うと、ものすごく悔しがって、一人で出かけていきました。遭難しませんように・・・。残った私は、前夜弾かなかったので、ギターをちょっと出して弾いてみました。だんだん歌う声が大きくなって、それがうるさかったのでしょう。どうせならステージでサウンドチェックに協力してください、と。T田さんがいたので心強かった私は(普段はたぶんやりません。相方か、バンドメンバーか、とにかく自分を良く知ってる人がいないと無理だと思います。)はいはいと二つ返事でステージに上がり、かつてホワイト・シスターズでやっていた曲を3曲ほど歌いました。Y本先生が歌われる予定のWest Virginia My Homeも。インストも1曲やってもらって、マイクのチェックは終了です。
ステージを降りたら、アイリッシュの皆さんが音出しをされていました。ああ、うるさかったんやろなあ、ごめんなさい。前夜お話したH間さん、私の後輩のMきちゃんのことも良くご存知でした。たまたま、本当に偶然に、夜に私の携帯にメールが入り、そのMきちゃんからだったので、H間さんにお会いして、ちょうどあなたのことを喋ってたのよ、と返信したところ、メールが帰ってきて、彼女も懐かしそうでした。飯田フェスがこのすてきな偶然に引き合わせてくれたのか、と思うと嬉しかったです。
こちらは、朝から宴会モードのお三方。
ハッチャリーズからステージは始まりました。
アイリッシュクリーム・プチは、一夜でメンバーが2.5倍になりました。
ボーランから笛に、楽器を持ち替えです。アイリッシュの方って、なんであれこれ色んな楽器ができるのでしょう?すてきだなあ。
今朝のレモン・パフィのステージ。
UちゃんのMy Tennessee Mt. Homeに、客席からコーラスを付けてしまいました。
相方の新しいネタ、ギターを弾きながらフィドルも弾く、の図。
ではなくて、フィドラーが行方不明でした。
ご当人、ようやく到着。
Dawg Experienceもメンバー2倍に増えてます。
Y村くんのソロ。ありゃ?この後、T田さんが登場して2.5倍になるのですが、その写真がありません。しまったなあ・・・。
ステージ脇ではおでんも温められています。子供たちはおやつかな?最近、近場のフェスには子供の姿が減ってきています。自分の子が大きくなってしまったから余計思うのかもしれませんが、寂しいです。このフェスでは小さい子供さんを少し大きなお姉ちゃんが面倒を見ている姿がとてもほほえましくて、懐かしく思い出したりしてました。
バック・イン・ビジネスの皆さん。I井さん、無事帰られたでしょうか?
昨夜は緊張したけど、今朝はちょっと落ち着いて歌えそうです、とマサコットさん。相方とこうすけさんがお手伝い。
ダンスの応援も入りました。四国から、このバンドの応援に駆けつけてこられたそうです。
大好きな曲です、とWayfaring Strangerを歌うマサコットさん。
ローズ・ガーデンです。またステージ前にはお孫さんの姿がありました。かわいい!
出番前で落ち着かなかったので、慌てて1枚だけ撮りました。Wood & Wire、ステージほとんど聴けなくて残念、と言ったら、O野さんが、「今日はいいですよ、約1名酔っ払いでぼろぼろだから。」ですって。
デイジーヒル、二日目の写真は撮り忘れました。セットは
1.Forever Upside Down
2.Can't You Hear Me Calling
3.Darkest Hour Is Just Before Dawn
4.Water Is Wide
5.The Rose
6.My Rose of Old Kentucky
でした。3曲目は、昨夜のリベンジ、スタンレーを気持ちだけ。(実はエミルーバージョン)6曲目は普通のブルーグラス、と持ってきたものの、またもハッチャリーズのレパとかぶっていました。もう少し、渋めのスタンダードなブルーグラスのレパートリーを増やしたいと思っています。
ログ・キャビン・ボーイズ、
そして、サウス・バウンドでフェスは終了しました。
初めて参加した飯田高原フェス、今までに行った友人から色々うわさをきくばかりで、一度は相方がゲストバンドで呼んでいただいたのに、彼だけ急遽都合が付かなくなって、参加できませんでした。今回はようやく夢かなって、行く事ができました。
ロケーションの良さは、雨降りでも十分伝わりましたし、皆さんのホスピタリティにも感謝の気持ちで一杯です。また、初めてお会いする方とたくさんお話できた事も良かったし、それぞれのバンドをゆっくり、ゆったり聴くことができて、大満足でした。
年齢層が高いのは、全国どこへ行っても同じでしょうが、(学生さんを擁するフェスは別)その分、同じ時代を別の地域で共有していた、という連帯感みたいなものを感じました。(主に選曲とかにおいて、ですが。)また、日本語でオリジナルを、自分達しか歌えない歌を、とチャレンジされているのが印象的でした。これは他の地方でもいくつか感じたのですが。
英語の表現にはやはり限界があって、伝える事はとても難しいです。(それでもやっぱり私はブルーグラスは英語で歌いたいのですが。)今年CDを出した友人のバンド、ハーベスト・ムーンは曲も歌詞も全てオリジナル、今の自分達のブルーグラスを、と表現しています。そういう意味で、オリジナル、ってやっぱりすごいなあ。私も自分の中から出てくる『なにか』を歌にしたいなあ、と思います。思ってはいるのですが、なかなかねえ、ことばが出てきてくれません。またも刺激を貰ったフェスでした。
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あそちゃんです。
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