ひな菊の丘から

新生アビリーンで初鑑賞

昼酒で気持ちよくなったところで、4月に再出発したアビリーンへ向かう。いつもなら三国駅から徒歩で行くのだが、十三からだったのと外がとっても暑い時間帯だったので、神崎川まで電車に乗る。時短営業は私の歩数まで奪ってしまうのだった。特にこの日は摂取カロリーがたいへん多かったにもかかわらず、歩けなかったのが無念だった。ま、それはいいか。

入口でOKAMIのウメちゃんに会う。ようやく来られたよ。



お店のシステムはだいぶ変わったようだ。お料理自慢のウメちゃん(かつて彼女が作る合宿メシみたいなお昼ご飯を何度かいただいたことがあるのでこれは真実)が作るメニュー各種も試してみたいが、なんといってもお腹はそこそこに膨らんでいる。お通し。



店内は白くてスッキリしたという印象。峰マスターのアビリーンは、『赤』のイメージだった。




レジェンドなお兄さまトリオ、スタンバイ前の様子



OKAMIによる演者の紹介とご挨拶



1stセットが始まった。としおさんによるバンドの紹介では、70歳を過ぎて〇〇ちゃんというのも何やけど、名前の頭文字から取ったとのこと。でも、メンバーも順番をちゃんと覚えられていないそうだ。R=りょうちゃんN=なべちゃんT=たもっちゃん



壁には歌詞を貼ってあるのかな?



何となく、このバンドにはモノクロ写真が似合うのではないか、と思って時々モノクロで撮ってみる。



Are You Tired of Me ,My Darling, End of Memory Lane, インストでLeft in Dallas、これはラリー・パーキンスの曲で、酔っ払っていて飛行機の搭乗を拒否された時にできた曲、という説明があった。ほんまのことです、と言われていた。How Will I Explain About Youというビルモンソングの後には、コアなレコードのキーの話になり(半音高い、という話)そこから、M本さん(たもっちゃん)のバンド、ブルーグラス・ナッツのG&VoのN西さんが、ある曲のキーをGから突然Fに変えたいと言って、バンジョー弾きには本当に困るのだ、という話になった。りょうちゃんも♭の付くキーはやめて!と言うてはった。



この日はすごいちゃんぽん。芋のロックでライブを楽しむ。



こちらの壁のサインは残っているようだ。



トリコロールカラーのデッキシューズがおしゃれ



マスク、やっと外れたのね。



あんまり有名じゃないけどカントリーの曲、Rainbow of My Dreamを歌います、というとしおさんに、



昔ロスト(神戸のロストシティ)でよう歌てたやん、と言うりょうさん



ハンク・ウィリアムスのPan Americanという曲は、「昔のヒットソングを色々切り刻んで、混ぜて作ったら売れる曲ができる、という説で作られた曲」とのことだが、それを聞いたたもっちゃんが、「それでわかったわ、なんかバンジョーが混ざって弾かれへんのは何でやろ、と思ってたら、ミンチになってたんやな、ひきにくい」うまい!



そして予めのアナウンスもなく、この曲で最初のセットは終了。ちゃんと書いとかなあかんな、って。

私はウメちゃんのスキレット料理の厚揚げ焼きとすじ煮込みを注文して次のセットに備える。



としおさんの奥さまもこの時点では到着されていた。前のアビリーンの時代から、腹ごしらえの場所として愛されていたご近所の餃子屋さんで、たまたま道を聞かれたとのこと。「この角曲がってまっすぐよ」ええとこで道きかれましたね。

2ndセット、録音途中で曲名わからず。でもなんか速さとかメロディとかどうもわからんままに始められたようだ。次はkeep on the Sunny Side、これも決めごとを忘れたとMC,なるべく普段やらない曲をやろうとされているらしい。それでそうなるのかな。そしてLove Gone Cold, この辺りから曲やるのかお話が続くのかわからんようになってくる。またその話がおもしろい。イントロやり始めたら、歌い出したのが別の曲だった、というのは日本人に限ったことはないらしい。おやじギャグを交えながらその次はThe Bluebirds Are Singing For Me,りょうさんの「忘れてた、短く終わるんやった」、という呟きが聞こえてきた。アメリカで、歌詞の最後の複数形のSなどは、省略して歌った方がいいのだ、と聞いたことがあるが、どれが省略してもいいものなのかがわからない、という話もされていた。色々興味深いこと。Moonlight On My Cabin、これは順番まちごうた、というとしおさんの声。Banks Of The Ohio アメリカには人殺しの歌はたいへん多くある、監獄の歌も。でも日本にはそんな歌はないし、受け入れられないのではないか、という話も交えながら。アメリカはやはり銃社会なのだなあ、という話がいっぱい出てきた。

録音を聴きながら書いてたら、何が何だかわからなくなったけど、この後はりょうさんのRoad To Columbus、途中で止まったけど、再出発できて良かった。この後はBluegrass45のナイショネタを聞いた。そしてWhat Become Of The Beautiful Picture, Maiden's Prayer, Love & Wealth(たもっちゃんはこの曲のタブを7月号ムーンシャイナーに書いたが、曲名が間違っているらしい。)でライブは終了。



と思いきや、ステージからお三方が消えることはなく、まだまだライブは続く。このたもっちゃんの表情は何だろう。



リクエストタイムに突入したようだ。



曲の合間の小ネタ集の方が多かったかもしれない。でもそんなエピソードも、誰かが記録しておかないと消えてしまうのだなあ。

りょうさんのいいお顔が撮れた。



曲のリクエストに応えかけるも、歌詞が分からない、というとしおさんにお客さまで来られていたI川さんが秘密兵器を出された。





お三方の掛け合いみたいなMCは、たぶんいつまででも続く位ネタをお持ちなのだろう。演奏ももちろん楽しんだが、合間のお喋りがめちゃ値打ちやな、と思った。全編でリードヴォーカルというのはやったことがない、ととしおさんは言われていたが、大阪ブルーグラスナイトでのA倉さんとのデュオなどで聴いていたので、そんな感覚は全くなかった。左右のレジェンドおふたりも素晴らしい演奏で、行って良かったなと思ったのだった。

せっかくやから持ってたレコードにサインを貰おうと持ってきた、というこでりん。



この写真撮っといてな、と嬉しそうなとしおさん。
続いてりょうさんもサイン



3人で記念撮影。私のカメラに目線を貰った。



客席からもシャッター音が響いた。



新ユニットだそうなので、これからも聴く機会はあるだろう。次はどんな曲とどんな話がきけるかな。
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