ひな菊の丘から

山口敦子ライブ@ねいろかふぇ

ずっと以前から、名前は知っていた。マンドリンとギターで弾き語り、というのも聞いていた。貴ちゃんが一緒にやっていること、とかスーマーさんと一緒にCDに入っていることも。なので、ねいろかふぇでライブをやる、と聞いてすぐ予約した。


少し早めに着いたのは、北海道土産を渡すのと、ちょっと相談もあったから。そしたら私とまさこさん以外どなたもおられず、少し敦子さんとお話しすることができた。
夕食は卵サンド


マンドリンはブルーベル、


ギターはギルドだった。


『家猫』といううたからライブは始まった。



あまりにも自然体で、語るように出てくるメロディ、力むことも張ることもなく、なのにちゃんとこちらの心に届くうた。そうか、弾き語りってこんな風にするもんなんや、と再認識。



アイルランドの歌、といわれてたけど、ドロレス・ケーンがやってた『Far Away in Australia』だったと思う。



マンドリン登場



カポ使ってはるな。


知らない歌が多かったけど、みんないい曲だったな。オリジナルもあった。


ハンク・ウィリアムスの『I'm so Linesome I Could Cry』が聴けたときはちょっと嬉しかった。


武満徹の曲、『明日ハ晴レカナ、曇リカナ』


コウスケさんの『心のはなし』もあった。そういえば、彼女が最初にここでライブしたのはコウスケさんの推薦だったそうだ。この日はロングツアー中だったけど、もし大阪に居てはったらきっと階段席できいてはったやろうなあ。


休憩中に色々お話を聞いた。そもそも音楽的なルーツは何ですか?という問いには、賛美歌です、との答え。ビートルズは小4から聴いていた、とか。お父さんは映画音楽がお好きだったそうだ。


マンドリンはなんで使おうと思ったんですか?と聞いたところ、ライブでスーマーさんが、ブズーキを弾いておられるのを見て、これがいい、と思ったけど、大きすぎてムリ、となったのだとか。ひとりで2本楽器を持って電車移動しようとすれば、確かに厳しいものがある。なるほど、そうなんだ、トレモロ多めだったりするのはそんなところからかも。(普段ブルーグラスで見てる、聴いてるマンドリンとは奏法が違うな、と思ったもので。)


スタンダードの『Wrap Your troubles in Dreams』や、ピート・シーガーの『Turn,Turn,Turn』とかもあった。


『ブラザー軒』はいつ聴いても景色が目の前に浮かぶ。Hard Times Come Again No Moreの日本語詞『冬の花火』はおおたか静流さんの詞、私はこれが大好きなんだけど、ふだんは英語だし、日本語で歌うときは、『ひまわりの花』を歌っている。そうか、この歌詞でうたうのもアリやん。最後は友部正人さんの『朝は詩人』そしてアンコールはまたコウスケさんの『静かな音楽になった』


ジャンルはバラバラだったけど、どれも彼女の歌になっていた。特に、コウスケさんの歌は、コウスケさんが歌うのとは全く違うんだけど、同じくらいいいなあ、と思ったのだ。他の人には歌えない、というか歌ってもその魅力は伝わらない、と思っていたのに目からうろこだった。あ!カバーしてる先輩方ごめんなさい。

マンドリンケースを受け取る敦子さん


実はそれを持ってきたのはまさこさんで、もうすっかりお店の人になってた。


ええライブやったなあ。翌日、彼女は犬山ふうでの単独ライブに向かった。次に来てくれる日を楽しみに待っていよう。
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