ひな菊の丘から

じょにー&グレンズテイル@我楽遊人

2020年の1月から、第3水曜日はじょにーの日、となった我楽遊人。じょにーO田が毎月ゲストを呼んで、一緒に演奏したりしなかったり、楽しいステージを繰り広げてくれた。2月には私が呼んでもらって、松田聖子を歌わせてもらったっけ。毎月、広い人脈からブルーグラスとそれ以外のジャンルの人を交互に呼ぶ、という企画で、何度かしか行けなかったけど、楽しかった。丸2年あったわけだが、その半分くらいはコロナのため中止になってしまった。

彼の都合でこの日が最後のステージ、ゲストはアイリッシュのグレンズテイル、先月そのアナウンスがあった時、これは行かなくちゃ、と思った。仕事終わりの早かった相方と待ち合せて、まず腹ごしらえ。気になっていた店、駅前の餃子屋さん。

焼き餃子のニンニクありとなし、チーズ入り



水餃子、かなり好み。



お腹もくちくなったところで店へ。




もうすぐ始まるところ、じょにーからゲストの紹介。



最初は1曲一緒にするのがきまりだけど、彼の大好きな曲、Shenandoahを。直前の打ち合わせで、ひろみさんがこの曲をご存じないことがわかった。でも大丈夫、とてもぴったりな雰囲気に合わせてはった。



そして、グレンズテイルの演奏が始まる。キーによって何本か持参されていた笛とヴォーカル、そしてギターだけなのに、とても深みのある音がする。



1曲1曲に、ていねいな説明が入って、アイリッシュ初心者でもとてもよくわかる。こういうこと、とても大事だな。そのためには曲もその背景も、ひいてはその曲が作られた時代や国のこともちゃんと自分の中に入っていないといけない。
ひろみさんは、ゲール語で歌われるので、全く何を歌っているのか意味が分からないのだが、音楽は万国共通、というのはこれでも証明される、最初の説明でちゃんと伝わってくるのだった。



ギターを置いて熱弁をふるうA尾さん。Lowerなウェールズとupperなイングランドの戦いについて、ラグビーを例にとって説明してくださった。ニュージーランドのハカの話まででてきたので相方も食いついてた。



岬の西の方にある、海岸の美しい景色を歌ったうた、岬の真ん中に穴が開いていて、周りは芝生で、覗いてみたら下は海、落っこちたらおしまい!というような場所があるらしい。



A尾さんの歌はスコットランドの有名な詩人、ロバート・バーンズの詩。



魚売りの娘、Molly Maloneが「生きがいい貝はいかが~?」と売り歩くが、彼女は熱病で死んでしまう、が、幽霊になってまだ売り歩いている、という歌『Molly Malone』は客席も一緒に歌わせてもらった。これを歌うとダブリンではギネスを奢ってもらえるらしい。



アイルランドのパブでは、そもそもチャージを払ってライブを聴く、という概念はなくて、楽器はその場にいる皆が弾く、飲む人は飲んでいるし喋っている人は喋っているらしい。でも歌を歌うと、皆し~んとして聴き入ってくれるのだそうだ。

休憩時間はA尾さんのオンステージ。某都銀のATM創成期の頃の話がとても面白かった。この日はシラフで現れたA尾さん、遅れを取り戻そうとたて続けに焼酎ロックを飲んではった。

セカンドセットの最初はまた3人で。『Down by the Salley Gardens 』、
農村のおばあさんが口ずさんでいたうたを基に、イェーツが作ったとされている。



ブルーグラスの人たちも演奏してるよね、そや、ようこさんも日本語で歌ってるやん、とじょにー。A尾さんから、「誰の詩で?」と聞かれ、佐々木由紀さんの、と言うとその詩で歌い始めるA尾さん。
アイリッシュの歌姫、ドロレス・ケーン(アイルランドの美空ひばりらしい)のうたまで3人で、



その後、またふたりで。今回の選曲は、暗いマーダーソングは少ない、とのこと。スライド、というリズムの早口言葉みたいな曲、『親愛なるゴールウェイベイ』この曲の説明として、ゴールウェイは西北(西宮北口)、ダブリンは神戸、みたいな感じだとか。そういえば西北にゴールウェイというお店があるよな。



ここで、急ぎ飲みすぎたのかA尾さんがトイレに立つ。自由人。



ラストはポルカで、『Have You Seen My Little Jimmy』、アンコールは『マハラリィの花』のろけの歌とのことだった。



終わってからもしばらく客席でお喋り。



女子は私の手前にいたので撮るの忘れた、皆で記念撮影したらよかったね。



じょにーの日がなくなるのは寂しいけど、また何か企画やって欲しいなあ。

※アイリッシュに詳しい方、曲名の間違いとか説明の不備とかあったら是非コメントでお知らせくださいませ。
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