古い友人でオールドタイムフィドルとバンジョーを弾く、ばすこ こと高木光介がアメリカのレーベルからCDを出した。先日のフィドルフェスでもそのCDは先行発売(実際の発売日は4/7らしい)していたのだが、私はライブに行くからその時買おう、と思っていた。会場は京都、京大近くのGorey Cafe,前回行った時も出町柳の駅から20分ほど歩いたので、今回もそのコースで。というのも春休みの、しかも土曜日の京都。ありえへんくらい人でいっぱいだと思ったから。
暑いくらいのいいお天気で、少し汗をかきながら到着。楽しみにしていた日替わり定食は売り切れていて、カレーを注文。でも、お店は混雑していて、なかなか順番が回ってこなかったので、上に持ってきてもらうことにした。
何とかライブ開始前に食事終了。
会場は満員御礼。写真が撮りやすい一番後ろの席は、先に着いていたH田ママとK山さんが取ってくれていた。
出演者のはずが私の隣にいるケンちゃん。打ち合わせ中?
お札が見えるが、実はバンジョーの自作ブリッジを今売ったところだという、不思議な穴がいっぱい開いたブリッジだった。
なんか最近この手の弁当箱写真多いな。60年以上前のケンちゃん自身のものらしい。今はブリッジ入れ。
このライブを企画してくれたのは、トシさんだということで、O.Aは彼の交友関係だろう、このご近所が実家だというリサさんご夫妻。アイルランド在住で、今帰省中とのこと。
なかなか興味深い国際結婚カップルの日常を垣間見た気がした。
古いアイリッシュスタイルのフィドルとコンサーティナ、
少し前に、アイリッシュとオールドタイムとブルーグラスとジャズっぽいのと、色んなフィドルをたっぷり楽しんだ後だったので、いいもの聴けたな、と思った。
この日の主役登場。
アイリッシュとオールドタイム、曲名は違うが同じものがあるらしい。また、別に曲名は同じだが別物、というものも。そう言えばやぎたことライブをご一緒した時に、そんなテーマでそれぞれ曲を持ち寄って演奏したこともあった。アイリッシュにもあるんや。
CDの宣伝と共に、今度発売のミュージックマガジンに、このCDの講評が載る、という話もしていた。
ダブリンへの道、という曲は、アイリッシュだったらイギリスのダブリンだが、オールドタイムの場合はテネシー州にあるらしい。チューニングを変えて弾くのもオールドタイムではよくある事。
無伴奏から初めてYour Piney Mountain(この曲についてはちょっとした思い出がある。ずっと昔のコンサートのパンフで、多分マイク・シーガーあたりかなあ。曲名が全部カタカナで書いてあった。その中に、「イエ―パイニーユーレテー」とあって、何やろこれは?こんな曲名あるかなあ、いやないやろ。え?もしかして?と思った。耳で聞いただけで曲名を書こうとするとそんなことになるんだなあ。
ケンちゃんを交えてフィドル&バンジョー
合間のお喋りもあいかわらず、すっとぼけていて楽しい。
何だったろう?カメラを向けてる人がすごくいっぱい。
仕掛け人のトシさんが登場
バウロンとフィドル
曲名は例によってほとんどわからないのでパス。雰囲気だけでも味わって欲しいから、アルバム風に並べよう。
3人の真剣な表情
ソロでもたっぷり
歌もいいなあ。
30年ほどまえに、アメリカゲイラックスで出会った古い友人が、今は日本の方と結婚して広島に住んでいる、ということをばすこは知らなかったらしい。アメリカの別の友人から、このライブがあることを聞き、帰国日を調整して間に合うように来てくれたそうだ。ベースのジェイソン、2013年のケルティッククリスマスにも来日していた。
ケンちゃんと3人で。
アイリッシュバンドのルナサがやっていた曲を。彼らがなぜこの曲を知っていたのか聞いたら、前年の同じイベントで、ティム・オブライエンが教えてくれたそうだ。それの正調版をやります、と。
またソロで
ドック・ワトソンの義父、ゲイザー・カールトンの話も出た。マリア・マルダーの師匠だ。
弾き語りはMorning Blues
かんちゃん登場でダンス
私のいるところからは、足が見えなかったけど、ステップを踏む音はきっちり聞こえた。
動画を撮っているひともいた。
そしてサポさん、クレズマーという音楽を復活させたひとだそうだ。
現在、日本ツアーで回っている、ダコタ・デイブ・ハルのアルバムのライナーも彼が書いているそうだ。
最後はJOTPも揃って演奏。
アンコールがないかもしれんから、と宣伝を忘れない。
アップ撮っておこう。
その様子を撮るひとたち
ライブ終了、6月にも拾得でやるらしい。今度はバンド編で、JOTP、Danny Smith、みわトシ鉄心の3バンドでのコンサート。残念ながら私はソロライブの日で参加できないけど。
記念撮影する3人。手前は名古屋からお越しのS藤さん。
撮影するのはかんちゃんとH田ママ、向こうには色んな所で会うドナルドくんの姿も。
行きと同じように出町柳まで歩いて行く。時間はたっぷりある。次の予定は午後8時スタート。
気持ちのいい夕暮れ。楽しいライブだった。