大学の同好会に入ってブルーグラスを始めて、はや○十年。ところが、その間周囲のメンバーはほとんど変わりません。全体に年齢が上がっていって、私の2,3学年下の仲間が、いまだに下っ端の使い走りをしています。(世間では管理職だったりする年頃)今回は、その中の一人が高知に転勤になり、かの地のよさをあちこちで触れ回っているため、皆で押しかけようじゃないか、ということになりました。
学生時代の合宿と言えば、神鍋、小豆島、湖北のマキノ、など色々な思い出がありますが、今回は、どうもグルメな旅になりそうです。相方がバスを手配し、現地での宿と演奏する場所は現地駐在員がかまえて(用意して)くれました。
前日、「明日は何時出発?」の問いに、「6時ごろ」との返事。え?何でまたそんな早朝から・・・。週末なので、家の中はぐちゃぐちゃ、冷蔵庫は空に近い、子供3人はそれぞれに予定が入っている、段取りも言い渡せないような時間でした。まあとりあえず、晩御飯用のカレーは用意したし、冷蔵庫のストックもちょっと増やしたし、寝てる彼らに声をかけて出発しました。
大阪は雨がまだぽつぽつ降っています。回復するとは言ってたけど、鬱陶しそうな空。初めて3列の高速バスに乗りました。梅田発難波経由。横を通ったのでついドームをぱちり。
USJも見えたけど、シャッターチャンスを逃しました。代わりに小学生が社会見学に行くゴミ処理場。いつ見てもけったいな建物です。
バスは順調に走り、明石海峡大橋を渡ります。
向こうは淡路島。目指す土佐の国へはまだまだ。
ところがこの後、強烈に睡魔が襲ってきて、途中の上板SAで休憩の時トイレに行った他はほとんど寝てしまいました。朝早かったのが効いたかなあ。
予定より30分も早く、高知駅到着。ここまで駐在員が迎えに来てくれる手はずですが、当然彼もまだ。近所を散策しようにも、駅の周囲は再開発途中でなーんにもありません。超モダンな駅舎でした。南側はこんな感じ。土佐鶴の看板が見えます。
程なくKくんと会えたので、ぶらぶら金曜市を冷やかしながら、第一の目的地、ひろめ市場まで歩きます。
大きなモールの中にあるフードスペースとは、似て非なるものでした。なま物の横でバッグが売ってたりしますが、基本的にはのた~っと食べつつ飲みつつ、一日過ごすこともできそうです。これは、明神丸というお店のタタキ実演。
後発隊を待つ間、私たちはお預け状態でうろうろよだれをたらしながら、見て回っていましたが、ようやくYっこと大先輩Oさんが合流。乾杯!
どろめです。
うつぼの唐揚
先ほどの明神丸の塩タタキ。外はまだほんのり温かい。分厚くてびっくりしましたが、その後高知ではこれくらいが普通だ、ということを知りました。美味しかった~。
昔土佐料理の店で食べたことがあるので、どろめも、のれそれも知っていましたが、YっこがK君に質問しました。「これは何の魚?」現地駐在員のKくん、すかさず取り出したのは、高知の観光ガイドブック。「えーと、ちょっと待って下さいよ、どろめはね」
・・・・。向かいにいた、いかにもジモティのおじいちゃんが、「どろめはじゃこのナマのやつ。のれそれはアナゴの稚魚。どっちもうまいやろ。」と教えて下さいました。
ちょうどWBCの対韓国戦の最中で、あちこちで拍手がおこっていました。
のれそれ、確かにアナゴのミニチュアですね。
「たっすいがは、いかん」何のことやらさっぱりわかりません。大阪弁に訳すと、「軟弱なんはあかん」ということらしいです。ビールはどこで飲んでもうまいですが。
お腹がくちくなったところで、少々動きます。とはいえ、すぐ裏にある高知城までですが。
しばらく前に大河ドラマの主人公になった方です。
こっちは誰だったっけ?あ、板垣死すとも自由は死せず、の方でした。
専攻は違いますが、一応史学専修。興味深く見学しました。
立派な天守閣、重文だそうです。上まで昇れます。
で、拝観することにしました。
天守閣から南を望む。
東側
北側
そしてこちらが西側、のはず。間違ってたらゴメンナサイ。
天守閣の最上階にあった注意書き。昼寝する人はおらんやろ、と思いつつ、出来たら気持ちいいやろなあ、とも感じたのでした。
桜、ほんの一枝でしたが、咲いていました。
龍馬さん生誕の地。観光ですねえ。
そして、このあと路面電車に乗って、後のメンバーをお出迎えに高知駅に戻りました。
続く。
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