
「♪のこと」の歌の数々・・・。
前も言ったけど、書き始めた理由に別に深い意味はない。
もちろん、私にとっては「意味」のある歌ばかり。
けど、歌の中の「あなた」や「キミ」、それに「わたし」や「僕」は、そこに宛てる相手がいるのか、そこに私がいるのか、というと少し違います。
聴くとき、歌うとき、そのときの自分の気持ちや今までの経験やいろいろと重ね合わせてたりする。
もちろんそこには「あなた」や「わたし」は、ちゃんと相手がいて、私もいる。
けど、ちゃんと歌うときはもうちょっと違う感覚で歌います。
創られている歌詞の世界、歌詞と音が重なったときの世界、自分の感覚をいっぱいつかって感じ取れるものを表現する。
そのときの自分の声の出方、カラダの感覚、声が抜ける場所、自分のココロの状態。
ちゃんとレッスンも受けて、マニュアルも見て、長年歌って、それなりの技術は知ってるけど、「良い」はやっぱり自分の中にある。
それもすごく感覚的なもの。
一度わかっても、あるときわからなくなる。
探すともっとわからなくなる。
考えると余計できなくなる。
わかったものが、ある瞬間でちがったんだと気づくこともある。
それを憶えておこうとすると、またわからなくなる。
テクニックじゃないんだなって思いました。
好きな歌は、みんなココロをあたたかくしてくれるモノ。
幸せにしてくれるモノ。
元気や勇気をくれるモノ。
なぐさめてくれるモノ。
何かを気づかせてくれるモノ。
だから、その「感じる」気持ちを大切にします。
その歌詞の中にある「あなた」や「私」は、相手がいるようないないような、私自身であるようなないような、そんな感じになります。
大好きな歌だからこそ、そこにある世界観を表現したいなって思うんです。
わかるために、自分の経験が重なるときはあるけど、重ねすぎない。
その中に伝えたい相手はいるけど、感情移入はしない。
そうして歌えてるときは、なんともいえない感覚なることを一度味わってしまった。
なぁ~んにもなくても幸せなんです。
ただ歌えることがね。
人気ブログランキング 歌い手ではありませんが、そんなことを思ってます。