「キミ、明日死ぬことになったよ」
もし、死神が目の前に来てそんなことを告げられたらどうしますか?
あたしは…そのまま受け入れるかもしれない
あ、でも〈死にたい〉とかじゃないですよ、もちろん(笑)
ただ、なんにもできてない人生だけど、なんか結構満足してるんです
そこそこ、楽しかったなって思ってます
はちゃめちゃの道を歩いて来たけど、いつも自分で決めてきたし、後悔はない
もちろん、30代前半を空白にしてしまったのは惜しいなって思うけど、仕方ないなって思える
ただ…ただ、ひとつ、後悔というか、心に重く残っていることはあります
それは、人です
わたしの唯一の自慢だったかもしれません
たからもの
ほんと、ステキな人たちだったから
会いたいなって思うんだけど、連絡するまでいきません
それは、長い時間行方知らずにしてしまった後ろめたさ
空白になる前の、あたしの奇行動
けど何よりも、連絡をして返事が来なくて、〈もう会えないんだ〉という現実を突き付けられること
それが怖くて踏み出せずにいます
会える日来るかな…と願ってること、それが小さな小さな希望のヒカリであります
失って気付きます
本当に大切なものだったことに