2012年 12月9日のマニラ新聞から
台風パブロ
災害発生予想されたコンポステラバレー州。住民の生計と行政の無策で被害拡大
ミンダナオ地方を横断した台風パブロ(24号)では、
死者・不明者の約46%に相当する457人が、
同地方東部のコンポステラバレー州ニューバタアン町に集中した。
環境天然資源省作成の「地質災害予想地図(ジオ・ハザードマップ)」
(2006年作成)によると、同町では土砂崩れと鉄砲水発生の危険性が指摘され、
台風直撃でその懸念が現実になった。被害を拡大させた背景には、
山間部の違法鉱山で生計を立てる住民と、
危険地帯から住民を立ち退かせなかった行政の無策があり、
過去の自然災害と同様、これら「人為的要素」による事態悪化がまた繰り返された。
ニューバタアン町の北北東約20キロには標高1652メートルのパシカン山があり、
同山から南方へ向けて山脈が広がる。町東方の山間部は分水嶺(れい)となっており、
山から流れ出た川が町全体を挟み込むように通っている。
今回の台風パブロは4日未明、猛烈な勢力を保ったまま、同町東方約40キロの
海岸部に上陸し、山脈を越えて同町周辺を直撃した。山の斜面は、違法採掘や
違法伐採で土砂崩れが発生しやすい状態になっており、
大量の土砂を含んだ鉄砲水が町をのみ込んだとみられる。
国家災害対策本部の発表(8日午後1時現在)によると、ニューバタアン町の死者、
行方不明者はそれぞれ114人、343人。死者数は、
コンポステラバレー州全体(235人)の49%、不明者(357人)は実に96%を占めた
被災者は9062世帯、4万6309人で、国家統計局把握の町人口4万5309人
(2010年5月現在)を超えた。
甚大な被害が出る可能性は、ビサヤ地方南レイテ州の大規模地滑り災害
(06年2月)を受け、環境天然資源省鉱山地学局が作成した
「地質災害予想地図」で予見されていた。
同局は「土砂崩れ」、「洪水」発生の危険性が高い地域をそれぞれ「レッドゾーン」、
「パープルゾーン」に指定し、全国の市町やバランガイに地図7万部を配布して、
これら危険地帯から住民を移住させるよう警告していた。
ニューバタアン町の場合、「レッドゾーン」が町面積の38%
(コンポステラバレー全体では25%)、「パープルゾーン」が44%(同23%)を占め、
大規模な土砂崩れ、洪水が発生した場合、住民らは逃げ場を失う可能性があった。
それを裏付けるように、今回の災害では河川沿いのバランガイ(最小行政区)ホールや
バスケットボール用コートに避難した住民多数が、建物ごと濁流に流された。
被災地の惨状を前に、パヘ環境天然資源長官は「被災者の多くが(採掘による)
生計のため、居住禁止地帯に住んでいた」と指摘。鉱山地学局のハサレノ局長も
「災害地図を基に、自治体が住民移転を進めていれば、
被害者数は近隣州並みにとどまったはずだ」と行政の無策をやり玉に挙げた。
今後は、被災地復興に加えて再発防止策が課題となる。アキノ大統領は7日、
被災地を訪問した際、住民移転などを怠った自治体関係者の
責任を追及する考えを示したが、同州周辺に点在する違法鉱山や違法伐採地は
、政治家ら地元有力者の資金源とされ、
住民移転など再発防止策は一筋縄ではいかない。また、
山脈一帯で活動するフィリピン共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)と違法採掘、
伐採業者が結び付いているとの情報もあり、
違法行為の一掃を困難にしている。(酒井善彦)
[ 2012年12月9日のマニラ新聞 ]
本日のタガイタイ日記
2012年 12月9日(日) 午前6時 天候 晴れ 気温26℃ 湿度72%
昨日の土曜日は、ピープルスパークの、展望台の上空には、夏雲が出ていましたね、
温度計を見ますと、28.5℃でした。湿度は67%、マニラ首都圏では、30℃は超えて、
いるのでしょうね、タガイタイに住んで、思うのですが、あんまりお天気の、好い午後は、
靄が掛かり、遠くを見渡すのが、困難ですね、こう云う状態を、ガスってると、云うのでしょうか、
水蒸気の悪戯でしょうが、今度快晴の日の朝、水蒸気が立ち上がる前に、展望台から、
写真を、撮りたいですね、昨日は、土曜日で休日、多くの車が、行き来致します。
私は屋上で、ぐるり一回りしてから、近所の従姉弟、ロミのパイナップル畑に、出かけました。
暇だからパイナップルに、ご挨拶に出掛けたのです。(笑)未だ出荷には、早いですが、
大分大きく、なりましたね、タガイタイでは、作付けした苗から、2回収穫してから、引き抜き、
古い株から出た、脇芽を新しい苗として、作付けするのです、どうして2回なのか、、
そのまま植えて置けば、仕事も楽なのにと、考えたりも、しましたが、2回目収穫の時、
パイナップルの葉先の、棘が鋭くズボンを、破り突き刺さるのです、作業効率の悪さも、
一因ですが、パイナップルの実の、変形も一因何ですね、パイナップルの天辺の、葉も変形、
また実の大きさも、不揃いでやはり、2回が限度と云う、やりかたが定着、したようです。(笑)
パイナップルの作付けから、収穫迄のサイクルは、1年を要し、成長過程に、アボノ(肥料)を、
根元に与えますが、此の肥料の高騰も有り、そんなに儲かる商売ではなく、
ただ何もしないよりは、いいのではと、語って呉れました、義弟(ダニロ)バランガイ.コンシハル、
最小行政区.評議員の、談話でした。(笑)収穫した、パイナップルは、近所のフルーツショップに、
卸しますが、収穫量が多い場合は、現場まで買取に来る、仲買人に卸されます。
この時の引き取り価格は、大きさによりランク付け、されますが、Lが、30ペソ(60円)Mが、20ペソ
Sが、10ペソ(20円)との事でした。
今朝は心が和んでくる朝焼けですね。
こんな朝は、ベランダで飲むコーヒーが美味しいでしょうね。
今朝、冬枯れした銀杏越しの朝焼けを見ましたが、コーヒーを味わうどころではありません。そんな事をしていたら、凍死してしまいます。すぐにフトンに潜り込みました。
パイナップルの葉は、本当に硬そうですね。
貧乏性なもので、パイナップルの葉を見て「アロエみたいに食べられればいいのに」と、つい思ってしまいます、ハハハ。
タガイタイならイチゴやブドウなど、品質の良いものが出来そうに思えます。
タラの木が芽吹くようであれば、色々面白そうなものが育つんじゃないかと・・・。
今度、パイナップルの脇芽をいただける時は...、
畑も一緒にください...ね(笑)。
以前、タガイタイへ出かけた時、道中の果物屋さんで拳大のパイナップルを剥いてもらって、リンゴのように齧って食べたことがありました。
産地、ならではですね...。
冬本番の我が信州ですが、28.5℃とは最適の気温ですね。場所柄霧や霞が掛かるのを多少愚痴っていましたがそれがあるからタガイタイの過ごし良さでしょう?(微笑
先日の台風の被害、確かに他のブログの写真で拝見した鉱脈堀の人々の勾配の急な山や岩の中腹に立てられた掘っ立て小屋のような住まい、台風の風や雨ではひとたまりもありませんね・・・(苦笑
生活のためとは言っても自己責任的要素も感じました。
比国産のパイナップルもこちらのスーパーでは安く売られています。当然そちらの生産価格も可哀想な値段ですね。耕地面積当りの売上金額を計算すれば可哀想な値段です。
儲からないからと言って一帯がリゾート開発されるのも困ります。もう少し付加価値の高い耕作物が作れれば・・・(謎
>今朝は心が和んでくる朝焼けですね。
もう10分早ければもっと綺麗だったでしょうね、
2度寝の目覚めが、遅かった、(笑)
>こんな朝は、ベランダで飲むコーヒーが美味しいでしょうね
昨夜の安酒の酔で、コーヒーを飲む気分ではなかったのです。ゲップ(笑)
>そんな事をしていたら、凍死してしまいます。すぐにフトンに潜り込みました
夏は灼熱地獄、冬は極寒の寒さ、伊勢崎一箇所で、
季節の醍醐味を味わえる何て、
一口で二度美味しい製菓会社のCMのようですね、(笑)
>パイナップルの葉は、本当に硬そうですね。
写真の左側列が、2回目の実の時の葉、右側は初めて実がなった時の、葉ですよ、(笑)
>イチゴやブドウなど、品質の良いものが出来そうに思えます。
ぶどうは知りませんが、いちごは、寒さの強いバギオ産が主流です。タガイタイは寒さが弱いですね、
>タラの木が芽吹くようであれば、色々面白そうなものが育つんじゃないかと・
芽が出るのでしょうか、駄芽でしょうかね、(笑)
今日は現在地は名古屋近所です。米原に向かってますが…この先雪です
違法鉱山で思い出すのは山下財宝を掘ってる場所に行った事が25年前位にありましたが竪穴が深く、そのわりには足場が悪い場所でしたね何本も掘ってましたが場所は言えませんがあるにはあるんですね
私の父親もフィリピンとニューギニアに戦争に行ってますから『俺が行けば………』とよく吹いてましたね
今朝の写真は綺麗な朝焼けですね
パイナップル畑で一生懸命働いてもたかが知れてますがやらないよりやった方がいいんでしょうね。それで日本に安く入るわけですから我々はフィリピンの方々に感謝しなければいけないと考えます。
ダニエル家の皆様ありがとうございますm(__)m
> 畑も一緒にください...ね(笑)。
私が偶に、下に降りて行く時、行者にんにくの花の咲く、庭園と大好きな生姜畑が有る、
土地付き一戸建てと、裏に有るバンブ-クボを下さいな、(笑)
>リンゴのように齧って食べたことがありました。
産地、ならではですね...。
今度機会が有りましたら、お店の追熟した実ではなく、
樹になったまま、
完熟した、パイナップルを味わって下さいね、この味を知る者は、芳醇な匂いに誘われた、
野鼠と、現場で作業する、労働者しか、知りません。(笑)
稲が【実るほど頭を垂れる稲穂かな】と、云われて居りますが、完熟実も、頭を下げるのです。(笑)
この時期に、実を支える芯が弱くなるようです。
本日は全体に蒼いタガイタイですね。
日々の表情が写真で旨く伝わりますね。
ダニエルさんから頂いた完熟パイナップルの味を未だに忘れません。
深みのある甘ささと酸っぱさ、素晴らしかったです。
なんでも収穫すぐの物は新鮮でおいしいですね。
パインアップルでワインの様なお酒ができれば美味しいと思いますね♪レストラン時代にはよくパインアップルでポークチャップなるものをつくりお客に提供していました。
果物の酵素が肉質を和らげるそうです。
パインアップルでもレシピは沢山ありますし隠し味にもつかえますよ!レシピを載せておくのでパインアップル料理で一杯やってください♪
http://www.okireci.net/search/index/q/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB/order/view/p/1
Yamachangさん・今日は、
>冬本番の我が信州ですが、28.5℃とは最適の気温ですね。
本日も、ポカポカ陽気で、気温28度、湿度は67%ですね、
>それがあるからタガイタイの過ごし良さでしょう?(微笑
分かっているのですよ、あんまり良い良いと云うと、
焼きもちを焼かれると恐いので、(笑)
>台風の風や雨ではひとたまりもありませんね・・・(苦笑
フィリピン国は地域格差が大きく不公平差を感じます。
被災され、家が崩壊されても、またそこに、
家を造るしかないのでしょうね、(涙)
>儲からないからと言って一帯がリゾート開発されるのも困ります。もう少し付加価値の高い耕作物が作れれば・・
自然が消えて行くんも恐いですね、
他の植物を考え、日本の蕎麦を播いた事が有りましたが、
優柔不断の私ですから、
単なる思いつき、花を咲かせただけで、終わりました。
としくん・今日は、
>今日は現在地は名古屋近所です。米原に向かってますが…この先雪です
関が原近隣は雪が多いですね、トンネル通過は暫く恐いと思いますが、
お気を付けお仕事に邁進して下さい。旅の安全をお祈り致して居りますね、
>そのわりには足場が悪い場所でしたね何本も掘ってましたが場所は言えませんがあるにはあるんですね
もうとっくに掘り出されたとも聞いて居りますが、
東南アジア全域から集められた、他国の財宝なんでしょ、
>やらないよりやった方がいいんでしょうね
畑を遊ばせて居ても、一ペソにもなりませんからね、
>それで日本に安く入るわけですから我々はフィリピンの方々に感謝しなければいけないと考えます。
タガイタイのパイナップルも、日本のお店に並んでいると思います。
労働者にとしくんのメッセージをお伝えっしますね、とりあえず義弟に、(笑)
>ダニエル家の皆様ありがとうございますm(__)m
あらぁらぁらぁ、泣いて喜びますよ、(笑)