フィリピンのほほん生活記ー朝焼けに染められて

フィリピン・タガイタイの景色と日々の出来事を綴ったブログです。

デジブック 『結婚披露宴①』

2012年01月10日 03時46分59秒 | クリスマス

 


   1 月10日(火) 曇り 気温23℃ 湿度85%

 1月10日のマニラ新聞から  
 
ブラックナザレ
山車が通過するマニラ市の道路周辺に約300万人(国家警察発表)が
詰め掛ける。421人が負傷

 比カトリックの一大行事、黒いキリスト像「ブラックナザレ」の行進が9日、
首都圏マニラ市で行われ、約300万人(国家警察発表)の信者が詰め掛けた。
ブラックナザレを乗せた山車の車輪少なくとも4輪が出発後、間もなく故障し、
山車はたびたび立ち往生した。 比赤十字社によると、同日10時現在、
死者は出ていないが、421人が負傷した。昨年の負傷者は618人。
また、日本人とみられる男性(20)が午前9時ごろ、負傷し、同市内の病院に
搬送され手当てを受けた。

 行進は同市リサール公園内のキリノ・グランドスタンド前で午前8時ごろ、
タグレ大司教=マニラ教区=の礼拝後に始まった。体力自慢の男性信者たちは、
ご利益があるとされるブラックナザレに触れるため、大群衆を強引にかき分けて
山車によじ登った。男性信者の頭上で胴上げされるようにして山車に
近づく女性信者の姿も見られ、ブラックナザレ周辺は大混乱の様相。

 山車の車輪が午前10時ごろに故障。山車の引き綱2本も、綱に触れたい
信者たちでもみくちゃにされ、先導役としての機能を失う場面が目立った。
山車が立ち往生するたび、後方にいた信者たちが「ワン・ツー・スリー」の掛け声で
山車に突進。動き始めると「ビーバ!ビーバ!」の大合唱となった。

 行進に加わった大学生のジェイズ・モジカさん(17)=マニラ市=は、
ブラックナザレに持参の白いタオルをこすりつけた。「タオルは、病気療養中の
祖母(69)に使ってもらう。早く回復してほしいから」と語った。
初参加というエディソン・マニオさん(35)=首都圏カロオカン市=は「群衆の力が
強くてダメだった。あと1メートルまで近づいたのに。来年再チャレンジだ」と
悔しそうに話した。

 行進は午後11時現在も続いており、ブラックナザレを安置するキアポ教会への
到着は10日未明とみられている。

 

 

 

 本日は昨日に続き、タール湖畔のリゾート施設、バライ.イサベルの披露宴の様子ですが、

2百人の人数を見込み、予約したそうですが、古い民族衣装の案内状が祟ったのか、半数の

出席者だったですね、それに加え、新婦側の身内は、出席を拒んだそうです。

そもそも二人が、知り合ったのが中近東のドバイの、出稼ぎ先で、恋いに落ちたそうです。

 新婦の家庭も中流、実家の父母、兄弟にドバイから、仕送りをしていたようです。

新郎の実家に、豪邸を建て、幼稚園経営にも、乗り出しましたのも、二人の貯金から、

捻出したものだったのです。結婚後ドバイへの出稼ぎを、希望していた新婦の両親ですが、

新郎の父親が急病で倒れ、急遽介護補助を、しなければならなくなり、

ドバイへの出稼ぎは、出来なくなったのです。出稼ぎで娘の収入が、無くなった分を、

幼稚園の上がりから、仕送りするよう、求めてきたそうです。

 

 

 此の一家は順調に、昇り調子で、進んで来たのですが、運悪く新郎の父親が、脳疾病で倒れ、

半身不随状態に、陥ったのです。 懸命にリハビリは続けて居りますが、車椅子生活になったのです。

フィリピンでは、嫁いだ先の娘にも、仕送りを求めるのです。また娘さんも、親族思いですから、

此れらの要求に、応えようとするのです。フィリピンでは、肉親との繋がりは強く、嫁いでからも、

永遠なんです。幼稚園からの、上がりを貯蓄して、第2ステップに進む、計画は頓挫してしまいました。

 此の事で親子喧嘩になり、今回の結婚式.披露宴の、出席を拒んだそうです。 【涙】

 

 

 日比結婚組でも、此の夫婦間の、生活様式の違いが、最大の離婚原因に、

なっているようです。年老いてからの、年金代わりに子供を産み育てると、

云った人も居りましたが、私を取り巻く大家族の中にも、50歳で退職し、

老後は娘の収入に頼る、生活設計を、立てた者がいます。

そして娘が、貧乏人と、一緒になった時、相手を男を、罵りまくりました。 自分の描いた、

娘に集る生活設計が、崩れ去ったのですから、 【涙】

 そう云えば、私の育った古き日本も、今のフィリピンと、同じようでしたね、

 

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
表と裏 (Malilipot)
2012-01-10 08:22:19
ダニエルさん、皆さんお早うございます。

まぁー、ダニエルさんのこの披露宴の寄稿文をを読まさせて頂いて居ると楽しい筈の披露宴の裏では夫々新郎新婦とも苦労されて居る事が判りますね。
何しても・・・・この国の人達は金の有る人間に頼って来る悪い習慣が有りますね。
私も金を頼られるアサワの親族に頭を悩ませています。
本当に楽しい事よりドロドロした方が多いフィリピン暮らしなのです。(苦笑)
返信する
家族への仕送り (Yamachang)
2012-01-10 09:48:25
古い日本の仕来りは知りませんが経済復興を遂げた現在、結婚は親からの独立並びに自立ですから両親への仕送りや家族への援助は特別でない限りしませんね。

比国のタレントの家族への仕送りは昔から聞いてますし海外雇用庁(POEA)があるくらい出稼ぎ労働に頼る国内事情は知っていましたが、比国人同士でも実家への支援が必要なんですか?
有る者が無い者への支援は考えてみれば極当たり前のことなのでしょうが、結婚した家庭生活も破綻するような支援は大変でしょうね・・・(謎

だから富裕層と貧民層の結婚はあり得ないのでしょうね・・・(苦笑
偶にラブストーリーではありますが・・・(笑
返信する
表と裏 (タガイタイ・ダニエル)
2012-01-10 10:05:35
Malilipotさん・お早う御座います。

 >楽しい筈の披露宴の裏では夫々新郎新婦とも苦労されて居る事が判りますね

 他所の家庭にも同じような、表の部分と裏の部分が有ると思いますが、
日本は貧富の差はフィリピンに比べたら少ないように思います。
フィリピンには日本の金持ちより桁外れの金持ちも居れば、
犬猫同然の暮らしをしている人も沢山いらっしゃいます。

 >この国の人達は金の有る人間に頼って来る悪い習慣が有りますね。

 逆に頼られて幸せに感じる人も大勢いらっしゃいます。

 そう言う人達を見ると、自分がケチでスケールの小さい事が分かるのです。

 大病で病院に掛かるお金が無くても、お金を出して呉れるスポンサー的な人もいるのです。
みんな何とか生きて行けるのが、
フィリピンなんですね、

 困窮邦人も、近隣の人に助けられた話もアチコチで聞いて居ります。
中には葬式代まで近所の人に、
お世話になった邦人も居ります。

 もし私がその場面に出くわしたら逃げるでしょう。
Malilipotさんも同じでしょうね、【笑】
私は此の国の人達の暖かさには頭が下がります。
此の国は色々な人が暮らして居ります。
貧しい人も大勢居れば、
それを助ける人も大勢いると云う事ですね、
返信する
家族への仕送り (タガイタイ・ダニエル)
2012-01-10 10:41:03

Yamachangさん・今日は、

 >両親への仕送りや家族への援助は特別でない限りしませんね。

 両親も子供には負担をかけさせないように生活するのが、
日本の普通の親心ですね、所が此の国は違いますよ、
親は子供の援助をあてにしますし、
子供は親兄弟を養うのが当たり前だと思っております。
嫁いだ後も此の心は永久に続きます。

 >出稼ぎ労働に頼る国内事情は知っていましたが、比国人同士でも実家への支援が必要なんですか?

 海外で働き実家の親には送金していますよ、
ただ裕福の家は分かりませんが、

 >結婚した家庭生活も破綻するような支援は大変でしょうね

 日本人との結婚を、永久就職のように、捉えている人も沢山いました。
自分の家庭よりも実家への仕送り重きを置いた家庭も、
この事が負担となり、別れた人も大勢見ています。
常に頭はフィリピンに向いているのです。

 >だから富裕層と貧民層の結婚はあり得ないのでしょうね

 映画ではありますが、接点が無いと思います。私の大家族、金持ちでも無く、
貧乏でも有りません。フィリピンの中流家庭だと思いますが、
クボに住む人には仕事は頼みますが、
人的交際はして居りません。
とても結婚など有り得ません。
 私の大家族でもそうですから、富裕層と貧困層の結婚など、皆無でしょうね、
此の国には大きな人種差別が存在致します。
返信する
親の事情。 (yu)
2012-01-10 10:52:07
こんにちは、ダニエルさん、Malilipotさん。

披露宴の時の湖畔が「天然色」に変わりましたね。再生の手違いだったんですかねぇ?
薄暮の様子からして、タール湖の夕焼けも綺麗でしょうね、きっと。

器量の良い、親に従順な娘を持つ事が、親としては「成功」なのかもしれませんね。
日本では男子誕生が喜ばれてきましたが、フィリピンでは女子誕生の方が喜ばれるような事を聞いたことがあります。
まぁ、いずれにしても「親の事情」であって、「子の事情」じゃないのが悲しいですね。

新郎新婦は波乱含みのスタートのようですが、上手に乗り切って欲しいですね。
返信する
親の事情。 (タガイタイ・ダニエル)
2012-01-10 13:25:48
yuさん・こんにちは、

 >披露宴の時の湖畔が「天然色」に変わりましたね。再生の手違いだったんですかねぇ?

 残念でした。あれはあれで別の写真ですよ、あの写真には色が無いのです。【笑】

 >薄暮の様子からして、タール湖の夕焼けも綺麗でしょうね、きっと。

 対岸から撮らないと朝焼けは撮れませんね、

 >器量の良い、親に従順な娘を持つ事が

 子供の頃は可愛い方が良いですが、大人になったら、
親思いの従順な娘ですね、顔は十人前で、付いて居れば、【笑】

 >フィリピンでは女子誕生の方が喜ばれるような事を聞いたことがあります。
まぁ、いずれにしても「親の事情」であって、「子の事情」じゃないのが悲しいですね。

 日本でも同じですが、女の子の方が親孝行ですね、そして此方では嫁いでも気持ちは離れませんから、日本のように、
嫁いだらお前の親は嫁ぎ先だけ、2度と敷居は跨ぐなと、教えません。
お金を持ち込んで、何回も帰って来れば、
良いのです。
それには、金持ちと一緒になってくれれば、その一念です。【笑】

返信する
家族愛 (Kiyo)
2012-01-10 22:53:00
ダニエルさん、今晩は。

ブラックナザレは危険は承知の上での参加ですから負傷者が出ても何ともなりませんね。不運な人を見るたび宗教の難しさを考えます。

比国での仕送り問題は受け入れるしかないような気がします。両親や家族を助ける為に自分を犠牲にするのは間違ってない思うのです。
楽をする国民性は否定出来ませんが仕事をしないより仕事が無いから努力しなくなったのではないでしょうかね?

『自分は苦労しても自分の子供には苦労させたくない』この気持ちだけは大事にしてほしいと願うだけです。
返信する
子供が年金 (タコぼん)
2012-01-11 00:30:35
日本、フィリピンと年金の考え方は違いますが
日本の場合いはこれからが問題です
1人の若者が何人もの年金を支える事に成るのは
間違いありません!

フィリピンは何人かの子供が両親2人を養えば
良いのですから
フィリピンの方が良いのかもしれません。。。。
でもその子供も仕事が無ければ又、問題ですね!
蓄えをしないのも問題です。。。。


返信する
家族愛 (タガイタイ・ダニエル)
2012-01-11 09:17:32

kiyoさん・お早うございます。

 >不運な人を見るたび宗教の難しさを考えます。

 もう400年も続いている行事だと有りましたが、日本のも同じ意味合いのお祭りも、
各所に残されていますね、参加者は危険は、
承知なんですね、

 >両親や家族を助ける為に自分を犠牲にするのは間違ってない思うのです。

 私も人間の基本的な生き方だと思います。
日本の昔はみんなが持っていた生き方ですが、
今の日本人の親を思う心が薄くなった気がします。

 >『自分は苦労しても自分の子供には苦労させたくない』

 この気持ちは日本人に比べたら小さいですね、
返信する
子供が年金 (タガイタイ・ダニエル)
2012-01-11 09:33:09

タコぼんさん・お早うございます。

 >1人の若者が何人もの年金を支える事に成るのは

 当初考えられた計画では、平均寿命も伸びるとは思われなかったようですね、
増える筈の人口も増えず、
また本来国民からの預り金で有る年金を、使い切っちゃうのですから、
呆れます。
根本から崩れてしまいましたね、

 >フィリピンは何人かの子供が両親2人を養えば
良いのですから

 肉親を思う気持ちは、日本に比べたら桁違いに強いですから、

 >でもその子供も仕事が無ければ又、問題ですね!
蓄えをしないのも問題です。。。。

 仕事をしたくても仕事が無いのも問題ですね、貯蓄をする心はないですね、今が良ければ良いのです。先はどうにかなりますよ、【笑】
返信する

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