徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

時代屋の女房

2010年03月19日 | 読書
直木賞3篇と芥川賞2編が収録された大活字本を借りて読んだ。

直木賞作品のほうが私は好きだ。
芥川賞のほうは純文学というせいか、文章がこねてある気がする。

直木賞は「高安犬物語」戸川幸夫、「時代屋の女房」村松友視、「英語屋さん」源氏鶏太の三作。

3篇とも良かった。
時代屋・・のほうは映画化されて観た。
原作が先で、映画はあとで観ないといけないというのが私の持論。

読んでいても、安さん役の渡瀬恒彦が常に頭の中に存在してしまう。
彼以外は考えられないと思える。
ふらりと消える女房役の夏目雅子もなんと言うぴったりのキャスティングだったんだろう。

それにしても、本当に原作に忠実な映像だったと感嘆してしまう。光と影を感じられる作品だった。
作者もさぞかし満足だったろうね。

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2 コメント

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ご無沙汰しています~ (雪女)
2010-03-28 16:23:37
SW(嬉しい書き込み)では有難うございました~♪
京都でお会いしたかったなーー!

”下流の宴”の後の”三十光年の星たち”、読んでますか?
最初は、何だか・・ナァ・・と、思っていましたが、やはり、宮本 輝の作品ですね。
佐伯という人物に、次第に惹かれていきます。
どんな人生を過してきたのだろう~?
どんな出逢いが有ったんだろう~?

どんな、どんな・・が、湧いてきます。

先日、三国温泉に出かけた折、漁港の直ぐ前の店で魚料理を食べました。
帰りに、作中の二人が食べた”喉黒”の干物を買いました。
何処が黒いのか見せてもらったら、魚の口を大きく開けて・・・ホラ、此処~、と、教えてくれました。
帰宅後、テーブルの上で、小さなコンロで焼きながら~もちろん、お酒タイムです。
とても、美味しくて、物語の中に潜り込んだような嬉しさがありました。
これからの展開が楽しみです。
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毎朝新聞が楽しみ (sakko)
2010-03-28 21:30:19
雪女さん
ありがとう。

SWの書き込みは途中でから消しちゃってごめんなさい。

先日、自分の関心のある作家などの記事が3,4あって興奮しちゃいました。朝からプレゼントをもらった気分でした。
輝さんはPCも結構堪能なんですね。
先日佐伯老人に落語をダウンロードして聞かせる場面で感じました。
ネットから生まれる文体も文体という彼のような柔軟な心はいいですね。
私も、どんな展開になるのか、ミステリーのように想像しています。
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