徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

お葬式

2005年10月29日 | 日々雑感
人生のセレモニーは誕生、結婚、葬式と大きく3つに分かれる。
どれもお金がないとできない。

でも葬式だけは、本人の預かり知らぬところでのセレモニー。
残されたものが恥をかかないようにと思って、また今流行のセレモニー業者の陰謀か、ドンドン派手になってそんな決まりが?というようなことも多くなってきた。

一昨日だったか、母と二人で18年間も暮らした50過ぎの無職の男性が、亡くなった母の葬式をするお金がなくて砂浜に埋めたという胸の痛むニュースがあった。
焼き場で焼くだけでよかったのに、そんなお金もなかったのだろうか。国民健康保険料を払っていれば埋葬費が6万くらい出るはず。きっとそういうお金さえ払ってなかったのだろう。

自分の葬式は、どうやってやってもらおう。とよく考える。
わたしの死を悼んで悲しんでくれる人が何人いるのだろう。
そういう人だけに囲まれて旅立ちたい。

花が大好きだから、「献花式」みたいにしてもらって、音楽はフジ子・ヘミングさんの「ラ・カンパネラ」を流してほしいな。
贅沢を言えば、あの暗い墓の中に怖いから入りたくない。
「セカチュウ」のように大空に飛んでいくか、ふるさとの海に撒かれたい。
家の規模によってお代が変わる戒名もいらない。

「戒名は真砂女でよろし紫木蓮」と言ってみたいな。

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