徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

本物の男

2007年03月15日 | 日々雑感
ほんの二十数年前までは音楽はレコードでした。
幻のレコードも世界中には数多く存在します。
しかし反ったり割れたり、レコードの損傷は多く再生できなくなったものが多くあります。
レーザーでレコードの溝の音源を信号に変えて再生するというターンテーブルがあるというのです。
これをアメリカGEで上り詰めた男が、日本で10億あまりすべての資産をつぎ込んで会社を興し、長い時間をかけてとうとう完成させました。
GEをやめるとき、日本語で思わず「バカヤロウ」と叫び、出て行けと即刻くび。
日本に帰り、楽な生活ができていたのに、アメリカで同じようにくびになった同僚から頼まれて開発してくれるところを探したそうです。
しかし大手はみな「レコードの時代は終わった」とだめでした。
それなら自分がやろう。
絶対にやり遂げるんだという思いをあきらめなかった男。
彼を支えた家族がスゴイえらいと感じた。
久々本物の大きな男を見た気がしました。
わたしもテレビを観ててなんだかレコードが聴きたくなりました。
全部処分しちゃったのが残念。


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2 コメント

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レコード (Post)
2007-03-15 22:31:22
レコード再生は男の夢です。

私はなぜか、CDでは音楽にのめりこめないのです。
CDを聞いていて、気がつくと何か別のことをしているのです。
じっと音楽を聴いていることができません。
便利になった分、切り捨てているものがあるのです。

CDよりもっとデータを省略したのが、MDやi-Podです。
だから今は音楽を聞くのに高価な機器は必要ありません。
むしろヘッドフォンなんかのほうが聞きやすいかも。
それに、完全に音楽に集中できないから、歩きながらでも聞けるのでしょうね。

この製品、以前から欲しいなあと思っていました。
でも値段が・・・・・
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値段 (sakko)
2007-03-16 10:04:31
postさんのおっしゃるとおりです。
100万ぐらいにさがったそうですよ(^_^;)

スペインだったかな?独立宣言が入っているレコードを再生するのに成功したときは歓声だったそうです。
古いものを簡単に切り捨てない社会でありたいですね。
日本は金儲けばかりに走って子供たちをだめにしています。
子供たちがそうなったのは誰のせい?よ~~く考えることが必要だと思います。
経済至上主義はひずみを生んでいきます。
この方を観ていて感動で涙がにじみましたよ。
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