徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

冬至10日(とうか)前

2010年12月21日 | 思い出
母は無学な人だったけど、頭がよかったと思う。
没落した家の長女の常で、一家の稼ぎ頭として小学校は下にいる4人の幼い弟妹を背負っていったという。
泣くとうるさいといわれるので、行かなくなったと聞いたことがある。

娘の時も祖父の片腕として、「士族の出」というプライドを捨てきれない祖母の代わりとして男勝りに働き家を支えた。
身体も頑丈で大きかったという。
私の記憶に残る母は小さいけれど・・
祖父似の母と違ってすぐ下の妹は、祖母似で、可愛かったので、幼い頃奉公にだされたという。
二人ともどれだけ苦労したことか。貧乏人の家は下の子ほどいい。
素封家は上ほどいいというのが常だろうが、この二人は余りにも親孝行だった・・

母は、常にわたしに格言というか、いろんな言葉を言ってた。
そんな母の言葉を書き留めていこうと思い立った。

明日は冬至、一年で一番昼の短い日となっている。
しかし、母は「冬至10日(とうか)前」が一番日が短いと確信を持っていた。
実際に日の落ちる時間を観測したらしい。

だから私は、冬至10日前が近づいて来ると、「ああこれで日が長くなり、日当たりが少しずつ良くなる」とホッとするのだ。

冬至にはかぼちゃと柚子、
先ほど、遠くの友人から二段の宅配が届いた。
解くと、上の箱には、ブルーボーイというカトレアとうさぎビオラの苗が!
この友人はお花が大好きでカトレア育てるのがプロ級なのです。 

二段目にはお庭になったたくさんの柚子と数個のミカンが・・父の喪中はがきを読んで、さりげなくカトレアを送ってくださったのでしょう。やさしい心に感謝です。

父はいろんなお供えもの満タンでテレているかしら。




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4 コメント

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冬至 (久子)
2010-12-21 23:00:08
そうやった・・・
明日は世間でいう冬至なのね・・
日にちの感覚もなく過ごしていました。
カトレアきれいね!素敵です!
柚子湯に入ってかぼちゃ煮て
ゆっくり体休めてね。
いろいろな思いのある一年でした・・
涙がね・・止まらないの・・・・
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そんな年もあるよ (sakko)
2010-12-22 09:15:08
ほんとうに激動の年だったね。
わたしにもあったよ。
祝いと葬式がいっぺんに押し寄せて・・
人生にはいろんなことがあるね

大変なことは先に経験してあとは平穏に暮らせたらそれが一番だね
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おせわになりました (ei)
2010-12-31 06:08:31
今年は辛い一年だったでしょうか?
でもsakkoさんの事、乗り越えて行かれるものと想います。

来年が素晴らしく、良い年でありますよう
お祈り申し上げます。
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ありがとう (sakko)
2010-12-31 21:41:06
eiさんにとってもいっぱいいいお写真が撮れていい一年でありますように。
来年はとてもうれしいことの起こりそうな年になりそうです
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