徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

原爆記念日式典での首相挨拶

2012年08月07日 | 日々雑感
戦争を知らない世代の私だけれど、高校の修学旅行で立ち寄った原爆資料館でみたものは「戦争ほど悲惨なものはない」という一生を通じての反戦の意思のよりどころとなっている。

どこからつつかれてもいいように、専門家が草案して作ったであろう文書を、一度も目を上げず、流れる水のように読んだ野田総理大臣。

最後の自分の名前を言うところまで顔を上げなかった。

このクソあつい中、子ども達、家族を亡くした人たち、後遺症に悩む人たち、諸外国の人たち・・
みな野田総理の顔を熟視している。
多くの人は本当はもっと総理自身の生の言葉を聞きたいのではないだろうか。いろんな場面で言えることだけど。

これから未来をになう子ども達にはずかしくないか?
彼らに訴える言葉を持つべきだ。
できなきゃせめてオバマさんのように暗記して演説すべき!
型どおりだけでなく、参列した子ども達の心に何かを残せるような挨拶をして欲しいと心から思った。野田さんに始まったことではないけどね。

読むだけなら誰でもできる。私だってできる。

核兵器廃絶をうたいながら、未だに収束もなんともならない福島のことは忘れたように原発再開推進・・・

この暑さの中、原爆の炎に焼かれた政治の犠牲者である市井の人々・・熱地獄絵図・・・。わが身のこととし想像しよう!!
想像する心を持ちたい。
忘れないように、峠三吉の詩集や永井博士の残された本をまた読んでみよう。

「あやまちは繰り返しません。安らかに・・・」

この言葉が本当にいつまでも現実のものでありますように・・


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