祈りを、うたにこめて

祈りうた・いのちうた(言葉に愛を宿したい)

言葉に愛を宿したい


主よ。私は知っています。人間の道は、その人によるのでなく、歩くことも、その歩みを確かにすることも、人によるのではないことを。
(旧約聖書「エレミヤ書」十章)



夜中にふと目覚めて あの言葉は失言だったなと悔やむ

だが そのまま夢の続きにもぐりこんでしまう

夜が明けたらまた ひとを言葉の槍で突いてしまうだろうか

時間をかけた言葉を一言でも 舌にのせてみたいのに




言葉が軽い―ずっとコンプレックスをいだいてきた

熟慮された言葉、重みのある言葉、沈黙に耐えうる言葉 それを望んできた

ひとの生き方への尊敬の心が歪んでいるのか

犯した罪の数々と、赦されたことへの畏(おそ)れと感謝 それらが欠けているのか




「簡単に言えることを、どうして偉そうに話すの?」と 言われる

「返答を待っているのに、どうして黙りこくってしまうの?」とも 言われる

心のサビがギシギシ フツーの態度への軌道修正がなかなかできない

ああ、言葉に愛を宿したい!






◆言葉に愛を宿したい。
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