しあわせの歌
いとおしむ
1
しみの浮いた手で今日の幸せをかぞえてみました
あした読み切ろうと思った小説 それを読み終えました、予定通りに
わたしも手伝って 息子一家に夕食をふるまいました
せんそうのニュースに動悸しながら ささやかな喜び、それを数えられました
2
しんだ人が近づいてくる そんな時はないですか
あの写真立ての中から にっこりと笑って
わたしの心に生きつづけている人たち 何年も何十年も
せいいっぱい生きているよと わたしはそっとこたえるのです
●ご訪問ありがとうございます。
指は、銃の引き金をひくためにもあるのかもしれません。けれど、指は、愛している人のおでこを軽くつついたり、感謝の一つひとつをかぞえるためにあるのです、本当は。
いのちをいとおしみたいと心から思います。
終始一貫して僕が自分の漫画の中で描こうとしてきたのは、次の大きな主張です。
「命を大事にしよう!」(手塚治虫のことば)
春の薔薇が、命の輝きを見せてくれています