祈りを、うたにこめて

祈りうた(ウクライナ  この暗さの向こうへ)

この暗さの向こうへ


どこまでも濃い闇だろうか この暗さは

大晦日に生まれるひともいれば
元旦に亡くなるひともいる
いのちは日と関わりなく明るい
日はいのちと関わりなく暗い
だが どちらを選ぶにせよ 
君はきみを背負っていく責任がある

空は透けるだろうか この暗さの向こうへ




●ご訪問ありがとうございます。
  二〇二二年の一年が経ちました。ウクライナ、ミャンマー、アフガニスタン、ウイグル自治区の戦争・紛争・闘争は止んでいません。
 難民と呼ばれる人々は、どれほどの数でしょう。
 それに加えて、イランの戦い、北朝鮮のミサイル発射、中国と台湾の緊張など、なぜ人間は争い、傷つけ合うのかと叫びたくなる事々が続いているのです。地球を一皮むけば、地の下には血の肌がもだえているようです。
  この一年、神さまに「なぜ黙ってみておられるのですか」と直訴してきました。「身を乗り出して裁いてください、悪は悪と断じてください」と。
 神さまのお心は分かりません。けれど、必ず平和なる方が何とかしてくださると信じます。信じたいと思います。
 そして、「おまえにできることはそれだ、それをすることで、病んでいるひと、傷ついているひととつながりなさい」―そう示してもいただけると。
 水平線よりすこしだけ上に顔を上げて、二〇二三年を始めたいと願います。


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