自分教 ストレス①
ストレスのポイントいくつためたかな
帰りの電車
そっと指折る
「ばかやろ!」と怒鳴りくるのを耳に当て
受話器の顔の青筋想う
関西の先輩の声
「そんなもの、どうにかなるやろ」
ウインクす
にこやかにセールスしたる初老びと
断りたれば
ぷいと去り行く
電灯を真すぐに向けて凄みたる
職質警官
カバに似ていた
●ご訪問ありがとうございます。
「ストレス」は、短歌でも川柳でも詩でも、みなテーマになります。文学の効用のひとつに、書いて吐き出すという浄化作用があると思います。もちろん人に読んでいただくのですから、吐き棄てて人を不快にさせることは良しとしませんが、そこにユーモアが入ってくれば、共感していただけることもあるかと期待しています。