春人(はるじん)
我が町も桜咲きます
何となく ただなんとなく
こころ、浮きます
出張で桜追いかけ北上す
「ぼく、春人(はるじん)」と
はなやいだ頃
あの辺りピンクの色の大気だね
土手の桜が
花ひらいたよ
洟かんで蒲団たたんで冬脱いで
僕も今日から
春人(はるじん)となる
ゆで卵ツルリとむけた朝だから
冬着脱ぎすて
春人(はるじん)になる
速足の妻に引かれて
土手進む
ぼくら春人(はるじん)腕振り振りて
春人(はるじん)の浮き立つこころポケットに
そっとしまって
病院へいく
クリニック出た青空に
花が舞う
「検査結果は異常なしです」
●ご訪問ありがとうございます。
桜の開花がこころの開花となりそうな、2023年の3月です。
「春人(はるじん)」なる言葉がとつぜん降ってきました。