朝のうた
1
夜のながさ 昼のくらさ
病に沈んだ者のいちにちがつづいていく
閉じこめられた部屋
句読点にならぬ点滴
2
細くなった腕が かなしみ色にそまる
白いパジャマは死装束のよう
けれど あおむけになったわたしは天をみあげる
そして のぞきこんでおられる目をさがす
3
開けた雨戸から夜が出ていく
夢に現れた過去たち さようなら!
朝の窓へ腰の痛みを伸ばそう そして
今日の扉をあなたへの期待でおおきく開こう
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★たんぽぽの 何とかなるさ 飛んでれば
★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。