そのひとの名前を呼ぶと
そのひとの名前を呼ぶと*
不安な夜明けが薄らいでいくようだ
そのひとの名前を呼ぶと
今日へ起きあがる勇気がわいてくるようだ
かなしみは涙のためにあるのでなく
笑顔のためにあるのかもしれない
そのひとの名前を呼ぶと
わたしに微笑みが来てくれるようだ
*新約聖書「ヨハネの福音書」14章13節「わたしは、あなたがたがわたしの名によって求める
ことは何でも、それをしましょう」
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柱時計が夜明けまで時を刻みつづけ、静かな耳に、「朝が来たよ、今日を生きはじめなさい」と優しく声をかけてきます。わたしは心で、「イエス様!」と呼びます。その名前こそが、今日の希望、今日の道しるべになるのです。