日本グルーヴチューン振興会

ショートレヴュー:いきものがかり「茜色の約束」

今、ちょっと切ない王道ポップスをやらせたら“若手随一”だと思う彼らが、7枚目のシングルをリリースしました。

いきものがかり
「茜色の約束」
Akaneiro








サビのメロディの力強さとセツナさが、印象的な歌詞と絶妙にマッチしたミディアムバラッドです。
“泣いて 笑って つないだこの手は 重ねた言葉に負けない 約束”というフレーズは、不惑のオッサンでも、もの凄くグッときちゃう(笑)

それにしても、彼らのメジャー感ってのは凄いね。
まだ、そんなにビッグネームというワケでもないのに、作る楽曲が持つ王道っぷりは素晴らしいです。
80年代のニューミュージックが、歌謡曲を駆逐してメインストリームに躍り出た頃の勢いを感じます。
そういったメジャーアーティストが持つ雰囲気を、楽曲に湛えている。
この曲の歌い出しを聴いた時は、ビリー・ジョエルの「オネスティ」かと思ったくらい、名曲のエッセンスが香っていたもんなぁ(笑)

加えて、山下穂尊のソングライティングのクォリティが加速度的に良くなってるのも強み。今回のカップリングの2曲とも、ホントにイイ曲でした。
特に「月夜恋風」は、2分半の小品ですが実に味わい深い、粋なアコースティックチューン
この曲の存在が、このシングルの価値をグンと上げていると言っても過言ではないと思います。


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