年始休みで記事を2本アップして、すっかり書く気が・・・・(苦笑)
ちゃんと書くって宣言したのに
というわけで、2008年のベストディスクもいよいよ最終コーナー。
マイベストシングル5枚です。
まず、AYUSE KOZUEの「こよいキミに恋をして」から
デヴュー以来、できるだけウォッチしてきた彼女がついに放った“最強・最高”のダンサブルアッパー
名曲「boyfriend」を遂に凌駕する作品を作り上げた彼女の成長に涙する1枚です。
個人的には、今年リリースされた打ち込み系グルーヴチューンの中で、こんなに身体を揺らしてくれる曲は無いと思ってます。
ホーンが効いたバックトラックからヴォーカルのノリまで、文句のつけようが無い。
次の作品の出来が心配になっちゃうくらい(笑)
次はPerfumeの「love the world」
細野晴臣御大に「元ネタはバグルスだね」と評された(笑)、現時点でPerfumeの楽曲中ベスト5に入る名曲がアルバム『GAME』に続いてエントリー。
実際、初めてこの曲を聴いた時は無性に懐かしい感じが渦巻いてた。
しかし、バグルスとの大きな違いはこの曲のヴォーカルがPerfumeである、という事実。
実際のところ、3人の声の力は大きいと思うのです(特に“かしゆか”)。
ポップの権化の様なサビメロは、それだけでキャッチー極まりないのに、2番の2サビ~ラスサビの2サビをフェイクさせるトコなんざ、個人的に“ド・ストライク”です(爆)
次はSuperflyの「愛をこめて花束を」
テレビドラマの主題歌としてリリースされた、Superfly渾身のミドルスロウ。
ドラマのラスト近くで初めて耳にした瞬間から“持っていかれた”なぁ。
まずもってメロディが全編に渡って素晴らしく魅力的。
そして、弦一徹の真髄を見せつけるダイナミズム溢れたストリングス。
蔦谷好位置のアレンジに脱帽です。
もちろん、古のアメリカンロックを彷彿とさせるヴォーカルの力強さは、何物にも変えがたいオーラを放っていると思います。
4枚目は、いきものがかり「ブルーバード」
最早、アッパーなシングルに関しては確実に名曲をリリースする様になった“紅白出場バンド”(笑)、いきものがかりのサマーアンセム。
このメジャー感って、実際とても凄いと思うのです。
多分、多少なりともマニアックに音楽を聴いている人からは過小評価されている気がしますけど、彼らの作る音楽には「王道」を行く気概が感じられる。
洋楽からの影響が全く見えず、ひたすら解りやすい音楽を真摯にクリエイトする彼らの矜持は、ナタリーのロングインタヴューに詰め込まれています。コレを読んで、ますます彼らが好きになった。
したり顔で先鋭的なロックやクラブミュージックを聴いている人には相手にされないかもしれないけど、このポピュラリティは絶対に正しい。
このアッパーチューンには、これからのJ-POPのメインストリームを担う彼らの魅力が溢れているのです。
最後に、坂詰美紗子の「オンナゴコロ」を。
コレはもう“ウーリッツァー”にヤラれてしまった1枚(笑)
赤いウーリッツァーを弾きながら歌う彼女の姿が印象的でした。
そして、フックを効かせて畳み込む魅惑的なメロディの洪水にもココロを奪われました。
柔らかく適度にソウルフルで粘るヴォーカルと、繊細な小技が効いた打ち込みのバックトラックが絶妙のバランスです。
アッパーに仕立てられた、タイトルチューンの“MAKAI Remix”もカッコいいっす。
何よりも彼女の、ソングライターとしてのポテンシャルはとても高いと感じました。
これからが楽しみな逸材であると、確信しています。
今回も、レヴュー記事をLinkしていますので、併せてご覧頂ければ幸い。
しかし、いざ選んで見るとシングルもアルバムもミニアルバムも企画モノも、九分九厘“女性ヴォーカル”ものだった・・・・・・・
これだけ顕著な年も珍しい気がします