日本のファンキーロックを牽引するスクービー・ドゥー、久々のオリジナルフルアルバムは3枚目にしてタイトルにバンド名を冠する“渾身の一作”。
実際の所、インタルードもアウトロもリプライズも無しで17曲もの曲を収めたオリジナルアルバム、滅多にお目にかかれない気が(笑)
2作続いたミニアルバムで、少し曲にキャッチーさが欠けてきた感じがしてて(ま、個人的な好みの問題ですけど…苦笑)、不安も少しありつつ聴いてみました。
17曲もあれば、当然イマイチな曲もあるんですが・・・・好きです、コレ。特に、アッパーより少しミディアムな感じの曲が琴線に触れました。
「Rock 'n Roll」というタイトルなのに、非常にポップでキレイなメロディとギターカッティングが気持ちイイ“M6”、ライムスターやタブゾンビ&元晴がスクービーと一体になって繰出す音楽賛歌“M4”、決して美しいとは言えないコーラスで始まる(失礼な…苦笑)やわらかい印象の“M13”、この辺りは実に好みで。
勿論、“M12”“M16”といったファンキーアッパーも素晴らしいです。
メロディ・アレンジ・プレイ・センス・スピリット・・・・あらゆる要素が見事に融合したアルバムになったと思います。特に、マツキのギターは相変わらずイイ!!ホントに、このカッティングのフレーズ聴きたさに買ってる部分もあったりする(笑)