と言っては見も蓋もないんですが(笑)
中島みゆきのカヴァーアルバムについて補足。
全11曲ですが、真ん中の6曲目に“小泉今日子”による「元気ですか」のリーディングがあるので、実質10曲。内、5曲が新録です。
既発の作品は、Bank Bandの「糸」や、徳永英明の「時代」、槇原敬之の「空と君のあいだに」といったメジャーものです。
特筆すべきは新録の方。プロデュースは、全て“FIVE D”の佐藤剛さんが係わっています。
坂本冬美のバックに、ナタリーワイズの高野寛と斉藤哲也、ゴーゴーキングレコーダーズのtatsu、100sの玉田豊夢を配しての「化粧」、実に味わい深い仕上がりです。
浜田真理子は、ピアノ弾き語りで「アザミ嬢のララバイ~世情」のメドレーを。特に、「世情」は我々の世代には涙無くしては聴けない1曲。オリジナルのダイナミズムと対極にあるシンプルでリリカルなヴォーカル&ピアノが染みます・・・・
小柳ゆきの「後悔」は、“東京60WATTS”の杉浦琢雄のアレンジ&キーボードに、高野寛のギター、玉田豊夢のドラム、ザ・ブームの山川浩正のベースで。小柳ゆきの表現力の成長が印象的です。
奈歩、という初めて聞くアーティストは「ヘッドライト・テールライト」の英語ヴァージョンを歌ってます。前述の高野氏、山川氏に高田漣さんのペダルスティールが加わって、凄くまったりと癒される感じ。
ミュージシャンやアレンジのチョイスが絶妙でした。