5/17にリリースされた、小谷美紗子のニューミニアルバム『CATCH』を聴いている。
前作同様に、小谷美紗子trioの手になる今作。ひたすら3人で砥ぎ上げたそのサウンドとヴォーカルの凄みに圧倒される。
タイトで切れ味鋭い“玉田豊夢”のドラム、よく歌いドライヴする“山口寛雄”のベース、凛として力強くソウルを感じる“小谷美紗子”のピアノとヴォーカル、3人のエネルギーが絶妙のブレンド加減で奏でられる。
相変わらず、決してフックが効いてるとは言い難いメロディの歌。それでも、何度でも聴きたくなる音。キャッチーだとはとても思えぬ曲なのに、グッとココロを捕まえられてしまう。
これこそが、小谷美紗子の凄み。
彼女が彼女たる所以。
そんな凄みを感じる1曲が、別のアルバムにもありました。
6/14にリリースされた『元気ですか/カバー・バージョン集』という、中島みゆきさんのトリビュート。
小谷美紗子Trio+100sとして「狼になりたい」をカヴァーしています。
前述のTrioに池田貴史がアレンジ&キーボードで参加。
イントロのキーボードに続いて鳴り出すドラムとベース、彼女のコーラス、背筋に冷たいモノが走りました。鳥肌がブワァって(笑)
決してパワフルにシャウトしたりしてるワケではなく、むしろ抑え目に歌ってる様に感じられるのに、受け止めるリスナーを圧倒するオーラ。
いや、スゴイの一言しか出なかったな・・・