さて、手宮線は北海道で最初の鉄道として手宮-銭函間で仮運転をした後、明治13年に手宮-札幌間が開通した幌内鉄道を先祖にする。そして明治15年には札幌-幌内間も開通し、石炭の搬出、札幌などへの荷物の輸送などに活躍した。明治39年(1906年)に国鉄に買収され、大正7年(1918年)に南小樽-手宮間(約2.6km)は手宮線という名称に。旅客輸送は昭和37年(1962年)で止められたが、貨物輸送は続けられたが、石炭輸送が細り貨物輸送も役割を終え、1985年(昭和60年)11月4日手宮線は廃線となった。
歴史を学んでいただいたところで、実際の歩きだしは、国道5号線の踏切跡から手宮の交通公園までの約600mの行程であるが、これより手前は小樽市が整備して遊歩道がある地域もあるのだが、ここはごらんの通りの草ぼうぼう。写真の場所は、旧手宮駅構内であったところと思われ、ポイントが草に埋まっていた。この途中では、さらに草は深く線路が確認できないところもあったくらいである。
夏は、草に覆われ、まもなく来る冬には雪に覆われながら人の記憶から消えていくのであろうか。ここで提案であるが、南小樽からではなくてもここに観光路面電車(レールバスでもいいのだが)もどきを復活させ、運河に集中する観光客を手宮からさらに水族館や鰊御殿のある祝津の点を繋ぐ文字通りの「線」と活用できないのだろうかと思うのだ。これだけの線路がいまだに残っていて、一度は小樽市でも検討したらしいが、もったいない観光資源であるし鉄道財産とワシは思うのである。
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