北陸支部 松井 清直さんの 地元自慢
金沢の茶屋街
和服姿のカップルの多い「ひがし茶屋街」 👆
細い路地が続く、落ち着いた街並みの「主計町茶屋街」 👆
登録有形文化財建造物 「西検番事務所」(にし茶屋街) 👆
金沢の冬の風物詩である雪吊り。その姿は冬の金沢の象徴でもあり、とても風情景を感じるものです。新型コロナウイルスの感染拡大が下火になる中、金沢に全国各地から修学旅行生が多く訪れています。例年は秋に集中する修学旅行ですが、今年は師走に入っても訪問が続いています。どうも北陸エリアの新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることから行先が変更になっているようです。また、金沢市が誘致した今年度の修学旅行の学校数は過去最多の90校とのこと。
人気スポットはやはり兼六園、金沢城公園とならんで茶屋街がありますが、今回は茶屋街をご紹介致します。藩政期から受け継がれる伝統文化が数多く息づく、金沢には三つの茶屋街があり、約40名の芸妓が伝統のおもてなしの文化を継承しています。
藩政期の街並みを今に伝える「ひがし茶屋街」と「主計町茶屋街」。格子戸から漏れる灯がほのかに通りを照らす夕刻の散策がおすすめです。吉永小百合主演映画『いのちの停車場』では「主計町茶屋街」の「暗がり坂」や浅野川沿いががロケ地にもなりました。
「にし茶屋街」は「ひがし茶屋街」と同じく文政年間に生まれたと言われており、現在も茶屋などが軒を並べ、三味線の音色を聴きながら情緒ある散策を楽しめる街並みとなっています。一見さんお断りのお茶屋のお座敷で芸妓のおもてなしを体験できるとっておきのイベントもありますので、ほんものの芸にふれる旅もいいのではないでしょうか。(写真撮影:筆者)
冬の風物詩 金沢市内の「雪吊り」
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