ドクトルかっちゃん[笑顔で元気] 1314KHzラジオ大阪OBC

ラジオ大阪(水) 17:45~パーソナリティーかっちゃん&仲みゆき・毎週お届けする医療健康情報です。

骨粗しょう症とカルシウム、ビタミンD

2025-03-19 17:50:24 | 医療健康
健康診断で「骨粗しょう症」と言われて、やっぱり老化かしら?と思う人は多いです。
骨粗しょう症は骨がもろくなってしまう症状ですが、言われたときになったのではなく、骨密度が低下していく事が骨粗しょう症です。
年と共に低下する骨密度の平均値より低いと骨粗しょう症と言われますが、骨密度が低下していく事自体が骨粗しょう症なのです。
平均値よりも高いからといって、安心出来ません。
予防するのには運動と食事、そして栄養素の吸収を高める腸内環境も重要です。
カルシウムのサプリを食べている人も多いのですが、骨粗しょう症の予防は、適度な運動と食事の内容、そしてカルシウムなどのミネラル類を吸収できる腸内環境です。
そして、骨の原料であるカルシウムを腸管からしっかりと吸収させるには、吸収を助けるビタミンDの存在も不可欠です。
つまり、「骨粗しょう症予防には、腸内環境を良好にする食生活とカルシウムとビタミンDを一緒に摂取する」ということが必要です。
食品や飲料には、骨を強くする目的でカルシウムの含有量を増強した製品がありますが、カルシウム単独では、骨を強くすることはできません。
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015版では、治療のためには、1日700~800mgのカルシウム摂取が勧められています。
不足している栄養素はサプリメントで補充するのが効率的という考え方がありますが、カルシウムに関しては、あまりおすすめできません。
サプリメントによるカルシウムの過剰摂取は、不整脈、腎機能不全、血管・軟組織の石灰化からの心臓病の発生など、健康障害を招くリスクが報告されています。
食事としてカルシウムを摂る分には、健康を壊すほど摂取してしまうリスクはほとんどありませんが、サプリメントを併用する場合には、過剰摂取の心配がありますので、カルシウムを豊富に含む次のような食品を食べて摂取することをおすすめします。
小魚・大豆、大豆製品・緑黄色野菜(ほうれん草、ケール、ブロッコリー、小松菜、チンゲン菜など)チーズ・ヨーグルト・牛乳などですが、植物性食品や小魚の方がお勧めです。
骨密度を高めるために、カルシウムとビタミンDを摂ることは不可欠ですが、骨の構造を鉄筋コンクリートにたとえると、コンクリートにあたるカルシウムだけでは十分な強度は得られず、鉄筋にあたる良質なコラーゲンが必要です。
骨質は、骨のコラーゲンの善し悪しによって決まります。
コラーゲンという言葉から「コラーゲンをたくさん摂るとよいのではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、骨質のよくない人は、「コラーゲンの量は足りているが、コラーゲンの質が悪い」ということがわかっています。
コラーゲンの量ではなく、質を上げることが必要なのです。
骨のコラーゲンの質を上げるためにすべきことは、体内でコラーゲンがつくられるときに必要となるアミノ酸の他、ビタミンCや鉄分といった、欠かせない栄養素をきちんと摂っておくことです。
カルシウムが腸管から吸収されるにはビタミンDが必要なのと同様です。
アミノ酸はタンパク質で摂取できますが、タンパク質の摂り過ぎは腎臓病につながることもありますので、自己判断で肉やプロテインなどのタンパク質を大量に摂ったりせずに、摂取量のバランスが大事です。
コラーゲンの悪玉化を予防して、骨質を悪化させないようにするには、ホモシステインの値を下げることが有効とされています。
ホモシステインは、動脈硬化や心血管の発作などのリスクを高めるもので、アミノ酸が代謝されるときに生成される物質です。
このホモシステインの値を下げる、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・葉酸が入った食品をバランスよく食べる和食をおすすめします。
そしてビタミンD不足への対策を考えて、ビタミンDを多く含む食品を積極的に食べる事です。
サバ、アジ、サケ、マグロ、サンマといった脂肪性の魚や卵、チーズ、舞茸、シイタケ・エリンギなどのキノコ類などです。
また、日光を適度に浴びることも大切です。
紫外線を浴びることで、皮膚でビタミンDの生成が促されるので1日に1回は日光を浴びてください。
本当に日本人のビタミンD不足を改善するには、サプリメントも考慮することが必要でしょう。
海外では、乳製品にビタミンDを添加するよう義務付けて、国として積極的な対策を講じています。
皆さんは不足のDを何で補いますか?

番組から3月のプレゼントのお知らせです。
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ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC250319_Dr_K_Egao.mp3


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花粉症、アレルギー、免疫低下、骨粗鬆症の予防にはビタミンD

2025-03-12 17:48:50 | 医療健康
東京慈恵会医科大学が、2019年4月から20年3月までの期間に東京都内で健康診断を受けた5518人を対象に栄養調査を行なったところ、何と98%の人がビタミンD不足という事が分かりました。
ビタミンDが不足すると「骨粗しょう症」や「くる病」などになる為、昔から骨の健康に重要な役割を持つと言われてきました。
高齢者で骨折、骨粗しょう症の方は、血清中のビタミンD濃度が30ng(ナノグラム)/ミリリットル未満の人が多い事も分かっています。
日本整形外科学会が提唱するビタミンDの基準濃度は30ng/ミリリットル以上と定められています。
健常者を対象とした大規模調査では男女を問わず、ほとんどの人がこの基準を下回っていて、また若い人ほどビタミンD不足という結果が分かりました。
ビタミンDは「骨の健康」だけではなく、私たちの免疫や様々な健康面に幅広く関係しています。
ビタミンDには免疫機能のバランスを調整し、過剰な免疫を抑えてくれる役割があると考えられています。それが心筋梗塞、動脈硬化といった心血管疾患のリスクを下げることにも関係しているのです。
国際共同研究では、アメリカ、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランドなどの10万人分のデータを分析したところ、ビタミンDのサプリメントを毎日取り続けた人はがんの種類に関係なく、がんによる死亡率が12%も減少しています。
また、免疫が自分の体を攻撃してしまう関節リウマチや膠原病のような病気に対しても抑制効果があり、新型コロナの重症化の要因として考えられている『サイトカインストーム』(免疫暴走)とビタミンDの関係も注目されています。
また新型コロナやインフルエンザは口や鼻、喉などの上気道にウイルスが感染するのですが、そこでウイルスを体内に入れないようにするのが粘膜免疫です。
ビタミンDはその粘膜免疫にも関わっています。
また、私たちの細胞には細菌やウイルスを殺す『抗菌タンパク』を作るのを粘膜レベルで行っているのもビタミンDの働きです。
花粉症もビタミンDを適正に摂取することで、症状が改善する方が多いです。
ウイルスや細菌だけではなく、アレルギーへの初期防御にもビタミンDが大きく関係していると考えられています。
ビタミンD不足の主な原因は二つあります。
一番は日焼けをしなくなった事です。特に冬は紫外線が少なく、日焼けしませんのでビタミンDの血中濃度が低下しますので、食事やサプリで補う事が重要です。
ビタミンD不足のもう一つの原因は食事の内容です。
食物を通して摂取するビタミンDには、イワシやシラス、サケなどの魚に多く含まれるビタミンD3と、干しシイタケやキクラゲ、舞茸などに多く含まれるビタミンD2の2種類があります。
キノコ類はエルゴステロールという成分を含有していて、日に当てるとビタミンDに変わります。
だから干シイタケはビタミンDの含有量が多いのです。
但、天日乾燥をしないと増えません。
値段の安い干シイタケは熱風乾燥ですので、多少高くても天日干しの商品を購入してください。
ただ最近は干シイタケを調理に使う主婦は少ない様です。
私の家では干シイタケやキクラゲは煮物などに良く使います。
干シイタケなどを使わない人は、とりあえず舞茸やシメジ、シイタケ、エノキなどを買って、パックのままで良いので数時間天日に当ててから調理してください。
ビタミンDはある程度は増加します。
そして魚はなるべくイワシやシラスを食べて下さい。
ビタミンD以外に動脈硬化を予防するDHAなどの栄養素も含有しています。
魚の中ではイワシの含有量が多いです。
その他サケの切り身もビタミンDは多いです。
卵もビタミンDを含有していますが、多少高くても良い餌で育った卵がお勧めです。
ただ、毎日1個食べると稀にコレステロール値が上がる人がいます。
そういう方は週に3~4個にして下さい。
小魚やキノコ、発酵食品を食べるには、朝は味噌汁に海藻類、キノコ類、豆腐を入れれば最強の健康食品になります。
海苔と漬物も食べる様にしてください。
海苔には造血に必要なビタミンB12が豊富に含まれていますし、漬物に含まれている乳酸菌発酵物質は整腸作用があり、小腸の吸収力を高めてくれます。

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花粉症と黄砂と化学物質アレルギー

2025-03-05 17:39:45 | 医療健康
花粉症の季節ですが、最近は目が腫れるなどのアレルギーの方が増えました。
今年は2月からそんな相談が多いです。
花粉ではなく化学物質が関係している様です。
今月も花粉だけでなく、黄砂やPM2.5での大気汚染が問題です。
日本国内も大気汚染の問題がありますが、偏西風は中国から大気汚染物質を運んできます。
日本の大気汚染の影響を受けない「長崎県、福江島」でPM2.5を採取して分析したら、石炭のススが含まれている事が解り、中国から飛来しているPM2.5の特徴の可能性が高い事が解っています。
黄砂の粒子の分析では、無害な砂粒の表面に、オイルや炭素のスス、硫酸塩、硫黄酸化物、鉛、ニッケルなどが付着しています。
日本に届くまでに中国の工業都市の上空を通り、付着しています。
特にニッケルの含有量が多い日は、皮膚、目、喉、鼻の粘膜のアレルギーが増える事も解っています。
ご存知の通り、中国の大気汚染は中国国内では深刻な問題です。
世界の肺がん患者の36%が中国人という試算も以前に発表されているぐらいです。
日本だけじゃなく韓国も大変ですね。
北京オリンピックの前に遼寧省の遼寧中医薬大学付属病院に臨床研修に行った帰りに北京に寄りました。空は青く無く、グレーでした。
翌日からオリンピック前の交通規制の予行が行われ、ナンバープレートの偶数車両と奇数車両が日替わりで規制され、通常の半分の車両しか走れなくなった途端、青空が見える様になったのにはびっくりしました。
現在の中国はEV電気自動車が普及されてきましたが、まだまだガソリン車も多く走っています。
また、自動車の排ガスが減っても工場地帯から出る化学物質は多いです。
アレルギーのある人は、空が霞んでいる日は、外出は控えた方が良いでしょうね。
しかし空気が澄んでいる日でも、上空1km以内に、硫酸塩等の大気汚染物質は、ほぼ毎日飛来しています。
みんな、小さなリスクを抱えて生活していますが、一度、アレルギーを起こして悪化すると、なかなか治らない人もいます。
ただ、そんな状態でも乳酸菌生産物質を使用すると短期間で改善する人もいます。
以前、千葉県松戸市の小学校2年生の女の子が化学物質アレルギーで、病院で自己免疫疾患とも言われ2年間、大変な思いをされていました。
特にお母さんから相談があった時は、顔が腫れるほどの症状が出ていましたが1週間程で改善して喜ばれました。
大人でも花粉症などのアレルギーの酷い人は、腸内フローラの状態が悪く、低血圧や貧血、低体温の人が多い様です。
特に首のコリが酷くなると状態も悪くなります。
食事だけでも気を付ければ症状は軽減します。
控える物としては、冷たい物、甘い物、高温調理で酸化した物(炒め物、揚げ物、焼肉、焼鳥など)調理は煮物、焚物、蒸し物などが良いです。
ご飯と味噌汁、漬物などの発酵食品を食べる方が体も温まります。
朝食を食べない人でも味噌汁ぐらいは食べた方が良いでしょう。
ビタミンDが豊富な舞茸などのキノコ類やイワシ、鯖、鮭なども食べて下さい。
魚は煮物などの調理が大変なら缶詰でも構いません。
缶詰は湯煎や移し替えて温めてください。
上に浮いてる油もDHAなどが多いので食べる様にしてください。
体が冷えると悪化するので、体や足、首を冷やさない事と冷えたら温める事。
タオルにお湯をかけてビニール袋に入れて首に巻いてもいいです。
それと肩甲骨のストレッチや首の指圧も鼻の通りが楽になります。
乳酸菌生産物質を試したい方はビオネ健康センターにご連絡頂ければ、サンプルをご送付しています。
メールはインターネットでビオネ健康センターを検索して、お問合せからメールを送って下さい。
他の商品サンプルもご希望の方はご連絡ください。
申し訳ありませんが商品によってはサンプルをご用意できない物もあります。
それから番組の最後にプレゼントのご案内がありますが、ご住所、お名前、電話番号は必ず明記してください。
せっかく当選されてもご送付出来ない方が時々いらっしゃいます。
これから日中温かくなっても夕方から冷えます。
体を冷やさない様にして健康管理をして下さい。
食事も暫くは味噌汁、粕汁、鍋物などの温かいものを召し上がって下さい。

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腸内フローラと酪酸菌

2025-02-27 11:41:37 | 医療健康
善玉菌って何がいますか?
と聞けば?乳酸菌かビフィズス菌と答える人が殆どです。
腸内善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌だけではありません。
腸内細菌は1,000種類100兆個と言われます。(細かく分類すると約3万種類)
その中で一番多いのが嫌気性(酸素を嫌う)の酪酸菌などの土壌菌です。
小腸約5~6mの善玉菌は、乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母菌です。
大腸1.5m上部はビフィズス菌が生息します。
そして、大腸下部には酪酸菌がいます。
酪酸菌などの土壌菌は腸内フローラで一番種類や数が多く、腐敗菌や病原菌を抑制して腸内細菌のバランスを維持し、様々な有用物質も作っています。
但、現時点の研究で、酪酸菌の事は十分に解明されていません。
そして、腸内では1,000種類の菌が共棲して、菌同士が戦いあったり助け合ったりして、腸内フローラを形成しています。
研究する先生は、限られた種類の菌を培養して研究しているので、腸内フローラの全容解明は難しいかもしれません。
潰瘍性大腸炎などを発症する人は、酪酸菌の一種クロストリジウムブチリカムが生息していない事が分かり、便移植などの治療が行われていますが、いなくなった菌はクロストリジウムブチリカム以外も考えられます。
その他、最近の都会の子供たちには、日本人の腸に棲みついている農耕民族固有の嫌気性菌「プレボテラ」がいない事も解って来ました。
酪酸菌が減少する原因は幾つかあると思われます。
1、化学物質(添加物、農薬、医薬品)やアルコールで死ぬ。(農薬で土壌菌が死ぬのと同じ)
2、エサ(食物繊維)が少ないと減少する。(土壌菌は食物繊維を発酵させる)
3、嫌気性菌なので、酸素に触れると死ぬ。(小腸で乳酸菌が発酵して酸素を消費して、小腸で酸素を吸収する事が重要)
4,補充しないと菌の種類や菌数が減少する。(毎日、酪酸菌入りの糠漬けなどの発酵食品を食べる)
酪酸菌の減少⇒下痢、軟便(お酒を良く飲む人や肉食の人)、便秘(繊維質、発酵食品不足)、大腸憩室炎、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、大腸ポリープ(内視鏡で取っても又出来る)、大腸癌、直腸癌、痔
✩腸内フローラの健康を維持するためには?
1、小腸の乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母菌を元気にする穀類、発酵食品。乳酸菌生産物質もお勧め
2、大腸上部のビフィズス菌を増やすオリゴ糖の摂取
3、酪酸菌を補充する事。糠漬けなど各種漬物(キュウリの糠漬け等を1日1本食べるとお腹が発酵する)
4、食物繊維の多い野菜、海藻類、根菜類を沢山食べる(ゴボウ、タケノコ、コンニャク、キノコ類、海藻類)
お勧めの食養生(基本は和食)玄米菜食が無理なら、白米に押し麦やビフィズス菌を増やす「ビートオリゴ」を入れて炊いて下さい。
発酵食品を種類多く、繊維質の多い食品を食べる。(腸内発酵を促し、毒素を吸着排泄)
焼肉、焼き鳥、動物性蛋白は控える(ウエルシュ菌などの腐敗菌が増殖、発癌性物質ベンツピレンの生成)炒め物、揚げ物、酸化した油、高温調理は控える(発癌性物質アクリルアミドやベンツピレンの生成)
食べた物がちゃんと腸内発酵すると、1日、約9ℓの水素ガスが腸内で作られます。
腸内発酵で作られた水素は、活性酸素の除去、炎症を抑制、血液循環促進、疲労回復など、様々な働きをしてくれます。
特に貧血、低血圧、虚弱体質の方は、朝ごはんと味噌汁を必ず食べて下さい。
朝食後から体内の水素濃度が上がります。
食養生をしても中々改善しにくい方には、今月のプレゼントのビオネ「酪酸菌」がお勧めです。
多種類の酪酸菌(生菌)だけでなく乳酸菌も含有しています。
糠とおからを培地に多種類の酪酸菌や乳酸菌で発酵させた原料で、生きた酪酸菌含有カプセルです。
ビフィズス菌の栄養になるビートオリゴも配合しています。
100種類以上の生きた脂肪分解菌、蛋白質分解菌、食物繊維分解菌、糖質分解菌を含有し、腸内発酵を助けます。
そして便の量も増えてスッキリします。
通常、夕食後に1カプセルですが、体調によっては、最初の数日は2カプセルをお召し上がり下さい。
番組から2月のプレゼントのお知らせです。
善玉菌の宝庫、生きた多種類の脂肪分解菌、蛋白分解菌、食物繊維分解菌、糖質分解菌が働いてくれる「ビオネ酪酸菌」カプセルを5名の方にプレゼントさせて頂きます。
下記から音声をお聴き頂ければ、プレゼントに応募できます。
ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC250226_Dr_K_Egao.mp3


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黄色ブドウ球菌は病原菌?人の体は沢山の菌と共棲している?

2025-02-19 17:45:48 | 医療健康
皆さんの体には黄色ブドウ球菌が棲んでいます。
と言われたら気持ち悪いと思う人が多いでしょう。
目や咽喉や鼻、皮膚、腸内にも微生物が沢山棲んでいて私たちの健康状態を左右しています。
目の中の常在菌は主に、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌です。
インフルエンザ菌とは?
インフルエンザ菌は1892年に当時流行していたインフルエンザ(ロシア風邪)の病原菌として、ドイツの医師リヒャルト・プファイファーと北里柴三郎が培養に成功した細菌です。
1918年にスペイン風邪が流行した時に日本でインフルエンザ菌のワクチンを製造し、500万人が摂取しましたが、効果は無かったのです。
その後、1933年にインフルエンザのウイルス説が認められインフルエンザは細菌が原因ではない事が広く認められました。
細菌とウイルスの違いは、細菌は自立増殖が出来る生物ですが、ウイルスはもっと小さくて自立増殖が出来ないので生物ではありません。
1995年にインフルエンザ菌の遺伝子が解明されましたが、インフルエンザとは関係が無いのにインフルエンザ菌という名称はそのまま使われています。
インフルエンザ菌は人の喉や鼻にも生存しています。
免疫が低下した時に、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌などと同様に感染症を発症します。
しかし、免疫機能が正常であれば、他の細菌感染症などの予防をしていると思われます。
黄色ブドウ球菌は、健康な人でも約3割の人の鼻から検出されます。
恐いのはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)です。
黄色ブドウ球菌は肺炎や心内膜炎、敗血症の原因になる場合があり、MRSAなどは院内感染の原因菌にもなっています。
健康な人は黄色ブドウ球菌やMRSAにも免疫が働いています。
人間の皮膚や鼻の中に普段からいる特定の「有用常在菌」が分泌する酵素によって、病原菌の 一種「黄色ブドウ球菌」を覆う菌膜が破壊され、菌が排除する事が確認されています。
この酵素は抗生物質が効かない薬剤耐性菌にも効果があり、新たな治療法開発に役立つ可能性もあります。鼻の中に多い常在菌の表皮ブドウ球菌には、黄色ブドウ球菌の菌膜を壊すタイプと壊さないタイプがあり、壊すタイプは「Esp」という酵素(表皮ブドウ球菌が生み出す蛋白質分解酵素「セリンプロテアーゼ」)を分泌し、これが菌膜を破壊し、菌が排除されます 。
この酵素は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などの耐性菌にも効果があり、1年間一緒に培養しても耐性はできなかった事が確認されています。
という事は名称は気持ち悪いけど、ブドウ球菌も体に良い働きをしているのですね。
時々院内感染のニュースを見ますが、全員が感染し発症する訳ではなく、発症しない人もいます。
それは腸内細菌が大きく関わっています。
皮膚や粘膜の常在菌の状態が良好な人は、腸内細菌の状態も良いのでしょうね。
腸内細菌は1000種類、100兆個とも言われています。
発酵して有益な働きをする善玉菌、毒素腐敗産物を作る腐敗菌(悪玉菌)、そして一番数が多いのが大腸菌などの日和見菌です。
日和見菌は悪玉菌が増えてしまうと毒素を作ります。
でも善玉菌優勢の腸の中ではビタミン合成や免疫刺激など有効な働きをしてくれます。
善玉菌優勢の腸を作って置けば、粘膜や皮膚常在菌の状態も良くなります。
腸内細菌の事は、また後日に詳しくおはなしさせて頂きますが、とりあえず今は、腸内発酵を促進して健康維持できる食養生を実践してください。
その原点は日本古来の和食です。
腸内細菌は先祖代々遺伝して来ましたので、皆さんの善玉菌を元気にするのは、先祖が食べていた和食中心の食事です。
特に和食の米と発酵食品を食べる人は、腸内の菌の種類も多く、免疫機能も上がります。
そして不足しがちな栄養素を務めて摂取する事も重要です。
現代人に不足しているのはビタミンDで、適度な日焼けとキノコ類、小魚を食べるといいです。
そして鉄分などのミネラル類の多い食材も多めに食べてください。
腸内細菌が発酵するとビタミンB群、アミノ酸などの栄養素は作りますが、食物繊維や鉄分その他ミネラル類は作れません。


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