ドクトルかっちゃん[笑顔で元気] 1314KHzラジオ大阪OBC

ラジオ大阪(水) 17:45~パーソナリティーかっちゃん&仲みゆき・毎週お届けする医療健康情報です。

腸内フローラと酪酸菌

2025-02-27 11:41:37 | 医療健康
善玉菌って何がいますか?
と聞けば?乳酸菌かビフィズス菌と答える人が殆どです。
腸内善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌だけではありません。
腸内細菌は1,000種類100兆個と言われます。(細かく分類すると約3万種類)
その中で一番多いのが嫌気性(酸素を嫌う)の酪酸菌などの土壌菌です。
小腸約5~6mの善玉菌は、乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母菌です。
大腸1.5m上部はビフィズス菌が生息します。
そして、大腸下部には酪酸菌がいます。
酪酸菌などの土壌菌は腸内フローラで一番種類や数が多く、腐敗菌や病原菌を抑制して腸内細菌のバランスを維持し、様々な有用物質も作っています。
但、現時点の研究で、酪酸菌の事は十分に解明されていません。
そして、腸内では1,000種類の菌が共棲して、菌同士が戦いあったり助け合ったりして、腸内フローラを形成しています。
研究する先生は、限られた種類の菌を培養して研究しているので、腸内フローラの全容解明は難しいかもしれません。
潰瘍性大腸炎などを発症する人は、酪酸菌の一種クロストリジウムブチリカムが生息していない事が分かり、便移植などの治療が行われていますが、いなくなった菌はクロストリジウムブチリカム以外も考えられます。
その他、最近の都会の子供たちには、日本人の腸に棲みついている農耕民族固有の嫌気性菌「プレボテラ」がいない事も解って来ました。
酪酸菌が減少する原因は幾つかあると思われます。
1、化学物質(添加物、農薬、医薬品)やアルコールで死ぬ。(農薬で土壌菌が死ぬのと同じ)
2、エサ(食物繊維)が少ないと減少する。(土壌菌は食物繊維を発酵させる)
3、嫌気性菌なので、酸素に触れると死ぬ。(小腸で乳酸菌が発酵して酸素を消費して、小腸で酸素を吸収する事が重要)
4,補充しないと菌の種類や菌数が減少する。(毎日、酪酸菌入りの糠漬けなどの発酵食品を食べる)
酪酸菌の減少⇒下痢、軟便(お酒を良く飲む人や肉食の人)、便秘(繊維質、発酵食品不足)、大腸憩室炎、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、大腸ポリープ(内視鏡で取っても又出来る)、大腸癌、直腸癌、痔
✩腸内フローラの健康を維持するためには?
1、小腸の乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母菌を元気にする穀類、発酵食品。乳酸菌生産物質もお勧め
2、大腸上部のビフィズス菌を増やすオリゴ糖の摂取
3、酪酸菌を補充する事。糠漬けなど各種漬物(キュウリの糠漬け等を1日1本食べるとお腹が発酵する)
4、食物繊維の多い野菜、海藻類、根菜類を沢山食べる(ゴボウ、タケノコ、コンニャク、キノコ類、海藻類)
お勧めの食養生(基本は和食)玄米菜食が無理なら、白米に押し麦やビフィズス菌を増やす「ビートオリゴ」を入れて炊いて下さい。
発酵食品を種類多く、繊維質の多い食品を食べる。(腸内発酵を促し、毒素を吸着排泄)
焼肉、焼き鳥、動物性蛋白は控える(ウエルシュ菌などの腐敗菌が増殖、発癌性物質ベンツピレンの生成)炒め物、揚げ物、酸化した油、高温調理は控える(発癌性物質アクリルアミドやベンツピレンの生成)
食べた物がちゃんと腸内発酵すると、1日、約9ℓの水素ガスが腸内で作られます。
腸内発酵で作られた水素は、活性酸素の除去、炎症を抑制、血液循環促進、疲労回復など、様々な働きをしてくれます。
特に貧血、低血圧、虚弱体質の方は、朝ごはんと味噌汁を必ず食べて下さい。
朝食後から体内の水素濃度が上がります。
食養生をしても中々改善しにくい方には、今月のプレゼントのビオネ「酪酸菌」がお勧めです。
多種類の酪酸菌(生菌)だけでなく乳酸菌も含有しています。
糠とおからを培地に多種類の酪酸菌や乳酸菌で発酵させた原料で、生きた酪酸菌含有カプセルです。
ビフィズス菌の栄養になるビートオリゴも配合しています。
100種類以上の生きた脂肪分解菌、蛋白質分解菌、食物繊維分解菌、糖質分解菌を含有し、腸内発酵を助けます。
そして便の量も増えてスッキリします。
通常、夕食後に1カプセルですが、体調によっては、最初の数日は2カプセルをお召し上がり下さい。
番組から2月のプレゼントのお知らせです。
善玉菌の宝庫、生きた多種類の脂肪分解菌、蛋白分解菌、食物繊維分解菌、糖質分解菌が働いてくれる「ビオネ酪酸菌」カプセルを5名の方にプレゼントさせて頂きます。
下記から音声をお聴き頂ければ、プレゼントに応募できます。
ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC250226_Dr_K_Egao.mp3


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黄色ブドウ球菌は病原菌?人の体は沢山の菌と共棲している?

2025-02-19 17:45:48 | 医療健康
皆さんの体には黄色ブドウ球菌が棲んでいます。
と言われたら気持ち悪いと思う人が多いでしょう。
目や咽喉や鼻、皮膚、腸内にも微生物が沢山棲んでいて私たちの健康状態を左右しています。
目の中の常在菌は主に、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌です。
インフルエンザ菌とは?
インフルエンザ菌は1892年に当時流行していたインフルエンザ(ロシア風邪)の病原菌として、ドイツの医師リヒャルト・プファイファーと北里柴三郎が培養に成功した細菌です。
1918年にスペイン風邪が流行した時に日本でインフルエンザ菌のワクチンを製造し、500万人が摂取しましたが、効果は無かったのです。
その後、1933年にインフルエンザのウイルス説が認められインフルエンザは細菌が原因ではない事が広く認められました。
細菌とウイルスの違いは、細菌は自立増殖が出来る生物ですが、ウイルスはもっと小さくて自立増殖が出来ないので生物ではありません。
1995年にインフルエンザ菌の遺伝子が解明されましたが、インフルエンザとは関係が無いのにインフルエンザ菌という名称はそのまま使われています。
インフルエンザ菌は人の喉や鼻にも生存しています。
免疫が低下した時に、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌などと同様に感染症を発症します。
しかし、免疫機能が正常であれば、他の細菌感染症などの予防をしていると思われます。
黄色ブドウ球菌は、健康な人でも約3割の人の鼻から検出されます。
恐いのはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)です。
黄色ブドウ球菌は肺炎や心内膜炎、敗血症の原因になる場合があり、MRSAなどは院内感染の原因菌にもなっています。
健康な人は黄色ブドウ球菌やMRSAにも免疫が働いています。
人間の皮膚や鼻の中に普段からいる特定の「有用常在菌」が分泌する酵素によって、病原菌の 一種「黄色ブドウ球菌」を覆う菌膜が破壊され、菌が排除する事が確認されています。
この酵素は抗生物質が効かない薬剤耐性菌にも効果があり、新たな治療法開発に役立つ可能性もあります。鼻の中に多い常在菌の表皮ブドウ球菌には、黄色ブドウ球菌の菌膜を壊すタイプと壊さないタイプがあり、壊すタイプは「Esp」という酵素(表皮ブドウ球菌が生み出す蛋白質分解酵素「セリンプロテアーゼ」)を分泌し、これが菌膜を破壊し、菌が排除されます 。
この酵素は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などの耐性菌にも効果があり、1年間一緒に培養しても耐性はできなかった事が確認されています。
という事は名称は気持ち悪いけど、ブドウ球菌も体に良い働きをしているのですね。
時々院内感染のニュースを見ますが、全員が感染し発症する訳ではなく、発症しない人もいます。
それは腸内細菌が大きく関わっています。
皮膚や粘膜の常在菌の状態が良好な人は、腸内細菌の状態も良いのでしょうね。
腸内細菌は1000種類、100兆個とも言われています。
発酵して有益な働きをする善玉菌、毒素腐敗産物を作る腐敗菌(悪玉菌)、そして一番数が多いのが大腸菌などの日和見菌です。
日和見菌は悪玉菌が増えてしまうと毒素を作ります。
でも善玉菌優勢の腸の中ではビタミン合成や免疫刺激など有効な働きをしてくれます。
善玉菌優勢の腸を作って置けば、粘膜や皮膚常在菌の状態も良くなります。
腸内細菌の事は、また後日に詳しくおはなしさせて頂きますが、とりあえず今は、腸内発酵を促進して健康維持できる食養生を実践してください。
その原点は日本古来の和食です。
腸内細菌は先祖代々遺伝して来ましたので、皆さんの善玉菌を元気にするのは、先祖が食べていた和食中心の食事です。
特に和食の米と発酵食品を食べる人は、腸内の菌の種類も多く、免疫機能も上がります。
そして不足しがちな栄養素を務めて摂取する事も重要です。
現代人に不足しているのはビタミンDで、適度な日焼けとキノコ類、小魚を食べるといいです。
そして鉄分などのミネラル類の多い食材も多めに食べてください。
腸内細菌が発酵するとビタミンB群、アミノ酸などの栄養素は作りますが、食物繊維や鉄分その他ミネラル類は作れません。


番組から2月のプレゼントのお知らせです。
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花粉症の予防と対策「食養生と首の指圧とストレッチ」

2025-02-12 17:43:29 | 医療健康
今年は例年より早く花粉飛散のシーズンに入ります。
又例年よりも花粉も多く、長期間になる様です。
花粉症の方は外でクシャミをするのも気が引けますね。
花粉症の症状は、クシャミ、鼻水、鼻づまり、目やに、目の痒みです。
コロナは軽度の鼻水や鼻づまり、咳の痛みや頭痛、発熱でクシャミは出ません。
花粉症の方は、今から予防対策を始めてください。
花粉症は低血圧で血液循環の悪い人に多い症状です。
低血圧の人は首のコリがあり、首から上の血液循環が悪いのも原因の一つです。
症状が出始めると、クシャミやイライラで首のコリが更に悪化して一層血流が悪くなり症状も悪化します。症状が出た時は、首のコリを解すと少し楽になりますし、鼻の通りも良くなります。
肩甲骨周りを弛めるストレッチと首の指圧をしてください。
肩甲骨が浮き上がるイメージで肩を後ろ向きに大きく20回、廻します。
そして両手の人差し指から子指までを組んで、首の後ろに持って行き、親指で首全体を1カ所5秒ずつ指圧して下さい。
その後は、ゆっくりと首を廻す事。次に首を右に倒して右手で頭の天辺を押さえて更に首を右に倒してから、左肩を下げると首筋が延びます。
左側も同様にして下さい。
そして鼻の周りや、こめかみ、頬っぺたの周囲を両掌で挟んでぐるぐる回してください。(目もスッキリします)
首が冷えても症状が悪化しますので、冷やさない事と温める事も重要です。
昔は花粉症の人は少なかったです。
花粉症が増えたのは、腸内フローラの悪化と低血圧の人が増えた事も原因です。
一般的にアレルギーの原因は、食生活や化学物質による腸内フローラの悪化が原因といわれています。
皮膚や粘膜のトラブルは腸の粘膜の状態を表しています。
花粉症や鼻炎を発症する人は鼻の粘膜に傷がありますが、血流が悪いので修復する為に必要な栄養と酸素が不足し、そこから花粉などのアレルゲンが侵入してアレルギーを起こします。
食事は和食中心で、朝は温かい味噌汁にレンコン、生姜の粉末を入れて飲んでください。
冷たい飲み物と砂糖の多い甘い物、その他、炒め物、揚げ物、焼き肉、焼き鳥など、高温調理で酸化した油は症状が悪化する原因の一つです。
調理は煮物や焚き物、蒸し物が良いですね。
症状が出たら甘い物、油物や肉料理を止めてみたら如何でしょうか。
腸内フローラを元気にする為に、根菜類、海藻類などの食物繊維や日本古来の発酵食品に含まれる乳酸菌発酵物質を食べる事をお勧めします。
その他「乳酸菌生産物質」の健康飲料やビートオリゴもお勧めです。
乳酸菌生産物質は、本当は毎日ご愛用頂きたいのですが、この時期だけ飲んでいる人もいます。
一気に飲まず、口に含んでゆっくりと少しずつ30秒以上かけて飲んでください。顎を下に傾けて飲むと鼻が少し楽になります。
花粉症、その他アレルギーの根本解決は、体質改善です。(腸内フローラを発酵型にする事)
貧血、低血圧の方は花粉症以外に様々な病気のリスクがあります。
毛細血管が少なく、鉄分不足、体内酸素不足の方が多いです。
血液総量と筋肉に酸素を蓄える蛋白質「ミオグロビン」が増えれば、首のコリなども楽になります。
乳酸菌生産物質と非ヘム鉄の植物ミネラル食品の栄養機能食品(鉄)の併用もお勧めです。
食の原点は和食「和食」は日本人の伝統的食文化です。
和食は多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重です。
玄米や7分づきのご飯に麦や雑穀類も入れて食べてくださいね。
先祖代々、お米を食べてきた日本人。
ご飯は小腸の乳酸菌が発酵する為にも必要です。
戦前の米の消費量は1人年間160kg、1日約440gでした。
昭和30年代からのパン食の普及で、昭和61年(1986年)71kg、現在54kg以下(1日150g約1合以下)です。
パンや麺類、パスタなどを食べてお米は殆ど食べない人もいます。
そういう人は貧血、低血圧、低体温の方が多い様ですね。
毎年、花粉で悩んでいる人は、今日から予防と症状の軽減に努めてください。
基本は肩甲骨のストレッチと首の指圧。
そして腸内フローラを良好に保つ食養生です。
現代人は鉄分とビタミンD不足の方が多いです。
鉄は血液の原点。
ビタミンDは免疫アップや腸内フローラも改善する働きがありますので、小魚やキノコ類を食べましょう。


番組から2月のプレゼントのお知らせです。
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お米を食べなくなった日本人「玄米は栄養の宝庫」玄米菜食と腸内フローラ

2025-02-06 12:27:56 | 医療健康
私のラジオ放送を聞かれてから、和食中心になって、発酵食品を食べる方が増えたのはうれしい事です。
そして体調が良くなった方も大勢います。
ただ、食事の内容は意識していないと段々悪くなる傾向があります。
昔の食事の主食はお米。
ご飯でした。
朝ごはん、昼ご飯、晩ご飯だったのが、いつしか朝食、昼食、夕食に変わりました。
これぐらいなら大丈夫と思っている方、今一度、食い改めましょう。
特に高血圧、糖尿病、高脂血症の方は要注意です。
私の知り合いでも危機感の無かった人は、壊疽で足を切断した人、脳卒中、心筋梗塞、癌で亡くなった方もいます。
言う事を聞かない友人には、最近言う言葉があります「これぐらいなら大丈夫、危機感のない人早く死ぬ」途端に玄米食にする人がいますが、中々続きません。
健康維持管理は無理せずに出来る事を少しずつ実践する事です。
甘い物、肉食、油物の多い人は徐々に回数を減らす。
甘い物が好きな人はご飯の量を増やすと甘い物が減ります。
パン、麺類、お好み焼きなどの、粉製品は全粒粉に変えれば、食物繊維やビタミン、ミネラル、蛋白質の摂取量が増えます。
ご飯は押し麦などの雑穀を入れて発酵食品も忘れずに食べて下さい。
特に発酵食品の中でも糠漬けは、大腸下部の酪酸菌を補充する事が出来ます。
便秘や大腸の病気が気になる人は、糠漬けは毎日食べてください。
酪酸菌は補充しないと減ってしまう事がありますので、糠漬けを食べる事が少ない方は、一日か二日に1回、酪酸菌カプセルを飲んで補充した方が良いかもしれません。
そしてたまには胚芽米や玄米ご飯も食べて下さい。
玄米は栄養の宝庫です。糠は小腸の乳酸菌の餌になるし、食物繊維は酪酸菌の餌になります。
それ以外に糠の油の中にはガンマオリザノールが含まれています。
ガンマオリザノールはポリフェノールの一種で、若返りのビタミンとも言われ、老人性認知症の治療、筋肉疲労防止作用、更年期障害、自律神経失調症、鬱、過敏性腸症候群、善玉コレステロールが少ない人や高脂血症、糖尿病や肥満、アレルギーの改善など様々な効果があります。
以前、水素ガスのお話をしましたが、玄米も水素産生菌(水素を造る菌)を増やす事が出来ます。
人の大腸にいる水素産生菌は、フィルミクテスとバクテロイデスが多く、フィルミクテスが51%、バクテロイデスが41%で両者を合計すると92%になります。
フィルミクテスは俗にデブ菌と言われ、バクテロイデスはヤセ菌と言われています。
フィルミクテスは、パン、砂糖、油脂の多い肉料理や揚げ物が好きで高糖質、高脂肪、低食物繊維を好みます。
高糖質、高脂肪、高蛋白、低食物繊維は腐敗菌のウエルシュ菌も増やし、腸内毒素=体内毒素も増えて病気の原因になってしまいます。
バクテロイデスは、低糖質、低脂肪、高食物繊維を好み増殖して体内水素ガスを作り、水素ガスが腸壁も守ってくれます。
そして食物繊維は他の酪酸菌も増やして、これらの酪酸菌が腐敗菌や病気から体を守ってくれます。
食物繊維は3種類あります。
1,不溶性食物繊維・蓮根やゴボウなどの根菜類、きのこ類、豆類、玄米などに豊富に含まれて、便の量を増やし、腸のぜん動運動を刺激して、便通をよくする効果が期待できます。
2,水溶性食物繊維・海藻類や豆類、大麦などに豊富に含まれ、酪酸菌などのエサになり、腸内をゆっくり移動するので腹もちがよく、食べすぎの予防にもなります。
3,レジスタントスターチ・穀類、豆類、さつまいもなどに豊富に含まれていて、冷ご飯にも含まれています。
レジスタントスターチは糖質ですが、加熱調理後に冷ますと増えて、食物繊維と同様の働きをします。
大腸まで届いて善玉菌が発酵し、有機酸をつくります。
ご飯を食べると太るという人は、食物繊維不足かもしれません。
根菜類、海藻類、漬物、その他発酵食品を食べて腸内発酵を促進して、体内水素を増やしましょう。
体内水素ガスは活性酸素を除去し、炎症を抑える働きもあります。
花粉症の人は食物繊維不足、水素ガス不足かもしれませんね。


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体質改善と腸内フローラ

2025-01-29 17:22:30 | 医療健康
 体質改善を実践する?
食事指導などで聞く言葉ですが、40年以上前に断食療法や玄米菜食のご指導をされている先生に「体質改善は体の何を変えるのか?」と質問すると、
「血液の改善、汚血を浄化する、陽性体質にする」ぐらいで具体的な説明がありませんでした。
昔の玄米菜食では、陰性の食品を控えて陽性の食品を摂取する事を重要視して、腸内フローラの事は、あまり理解されていませんでした。
ナトリウムの多い食品を陽性食品、カリウムの多い食品を陰性としていました。
塩、油、高温調理を陽性と判断して、野菜に塩、油をまぶして、炒めた指導がありました。
これは、健康な腸内細菌理論から考えると健康管理には間違っています。
油は瞬時に酸化が促進され、腸内で更に酸化が進み、腸粘膜に負担をかけます。
塩分の摂り過ぎは、塩分を好む雑菌が繁殖します。
野菜炒めなどの高温調理は、発癌性物質「アクリルアミド」を生成します。
最近のマクロビオティックの料理でも揚げ物やオーブンを使った高温調理が多いのが気になりますね。様々な症状の多くは血液の汚れや血液の循環不良です。
その多くは腸内フローラと食事に関係しています。
高脂肪、高蛋白の食事は、腸内腐敗菌が増殖し血液を汚します。
腐敗菌の細菌毒素や農薬や有害添加物、その他化学物質により、小腸上皮細胞に炎症が起きます。
食養生の基本は、腸内で腐敗、酸化する食品を止めて、発酵する食品を食べる事です。
断食療法は、無菌で生まれた新生児の生後1週間の腸内フローラの再現です。
断食で腸内細菌の餌が無いので腸内細菌数が極端に減ります。
断食後、善玉菌の餌をたべて善玉菌優勢の腸内フローラに変える事が目的です。
断食をする事よりも、断食後の食事が重要です。
断食後いきなり肉などを食べると腐敗菌が急激に増殖して、食中毒を起こし命を落としかねません。
断食は何も食べない為に、腸内細菌のエサがありません。
その為に腸内細菌数が激減します。
断食後、重湯、お粥、発酵食品、野菜など乳酸菌が発酵しやすい食品を食べて、腐敗菌が増殖しやすい動物性食品や油物は、善玉菌優性の腸内フローラになってから食べます。
正しい玄米菜食も、腐敗菌が増殖する食品を止めて、善玉菌が増殖する食品だけを食べる事により、徐々に善玉菌優勢の腸内フローラに改善するのが、玄米菜食による体質改善です。
体質改善とは腸内フローラを善玉菌優勢に改善する事により、正常な血液と体を造る方法なのです。
という事は、「生活習慣」特に食生活を改善すれば体質改善も可能です。
腐敗菌が増殖する食べ物を止めて、善玉菌のエサになる食品を食べる事です。
炒め物、揚げ物、焼き物などの高温調理はせず、煮炊き物や蒸して調理をします。
基本は和食で、発酵食品を種類多く食べる事と動物性蛋白質を控えて、小魚や豆類、ゴマで蛋白質や脂質を補います。
一番重要な事は、小腸の善玉菌・乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母菌を増やす事と、大腸の善玉菌・ビフィズス菌や酪酸菌を増やして腐敗菌を抑制し腸粘膜を修復する事です。
体質改善で二番目に重要なのは、善玉菌はアミノ酸やビタミンB群など様々な栄養素を造ってくれますが、ミネラルと食物繊維は造れません。
その為には、ミネラルや食物繊維の多い食品を補う事です。
玄米(無理なら胚芽米か雑穀入りの白米)、雑穀、豆類、味噌汁その他各種発酵食品(梅干、粕汁、納豆、各種漬物、酢の物、甘酒)、野菜(緑黄色野菜、芋類、カボチャ、キノコ類)、海草類、根菜類、ゴマ、小魚(缶詰でも可)、ナッツ類などを食べましょう。
調理方法は、煮る、炊く、蒸すがおススメです。
コレステロールや血糖値、骨密度などが気になる方は小魚やキノコ類は毎日1日2回は食べて下さい。
貧血、低血圧、鉄分不足の方はホウレン草や貝類、青味の魚をしっかり食べてください。
食養生だけで改善しにくい人も多いです。
そういう人は、乳酸菌生産物質やオリゴ糖。
栄養機能食品ビタミンD・舞茸活性粒や栄養機能食品鉄・海草物語もお勧めです。
栄養機能食品ビタミンDのサプリも色々と販売されていますが、殆どの商品はビタミンDを配合しています。
舞茸活性粒は原料の舞茸のビタミンDの含有量が多く、添加しなくても栄養機能食品の基準を満たしています。
また海草物語の鉄も同様にアッケシソウやアルファルファの鉄分で栄養機能食品の基準を満たしています。

番組から1月のプレゼントのお知らせです。
大腸に棲むビフィズス菌に栄養を、北海道の砂糖大根から生まれた、高純度のオリゴ糖「ビオネ・ビートオリゴ・純度99,5%糖質0%」を5名の方にプレゼントさせて頂きます。
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