先週まで、鉄分不足のお話をしましたが、鉄分以外に不足している栄養素があります。
それは「マグネシウムとビタミンD」です。
マグネシウムとビタミンDには同じような働きがありますので、両方ともしっかり摂取すれば相乗効果を期待できます。
マグネシウムとビタミンDは、心身の健康促進、骨の強化と維持、不安症やうつと闘うなど、体を健康に保つために不可欠です。
マグネシウムが欠乏すると、食欲不振、吐き気、嘔吐、疲労、脱力感、眠気、筋肉の痙攣、振戦(震え)などの症状が出ます。
厚生労働省の栄養調査報告では、日本人の多くが十分な量のマグネシウムを摂取していない様です。
マグネシウムの一日の推奨摂取量(RDI)は、性別や妊娠中か授乳中かなどによって違いますが、マグネシウムの日本人の食事摂取基準では、推奨摂取量は成人女性で270~290mg、成人男性で340~370mgです。マグネシウムの多い食品はヒジキ、ワカメ、海苔などの海藻類とゴマ、アーモンド、クルミなどの木の実、大豆や玄米、全粒粉、蕎麦などの穀類、干エビ、アサリ、キンメダイ、シラスなどの魚介類です。
今月のプレゼントの海草物語もマグネシウムを豊富に含んでします。
そしてビタミンDについては、先月色んなお話させて頂きましたが、日本人の80%以上が不足していると言われています。
特に東京都内で健康診断を受けた5518人の栄養調査では、何と98%の人がビタミンD不足だという事が分かっています。
妊産婦や授乳中のお母さんは気をつけて頂きたいと思います。
イワシやシラスなどの小魚や鮭、キノコ類をしっかり食べる様にしてください。
日本人の食事摂取基準によると、摂取の目安量は成人男性、女性ともに8.5μgです。
先月のプレゼントの舞茸活性粒の栄養成分を分析したところ、ビタミンDは100g当り99.5μgも含有しています。
1粒に約0.3μg含有しているので1日15粒で必要量の半分以上が摂取出来ます。
ビタミンD以外に、亜鉛、銅、カリウム、葉酸、ナイアシン、ビタミンB1,B2,食物繊維を豊富に含有しています。
海草物語と併用すれば、ミネラル類も含めて、不足している栄養素をかなり補充する事が出来ます。
これから段々寒くなって血液循環が悪くなる季節です。
妊娠中、授乳中の方や特に基礎疾患のある人は、毎日の食事にも気をつけて、5カ月間は体調管理に気をつけてください。
健康だと思っている人も、肥満や病気には注意してください。
高脂肪、高カロリーの食べ物が好きな人は、肥満以外に様々な病気のリスクが高まります。
お腹がいっぱいになっても、食べ続けて、体重がどんどん増えていく人がいます。
アメリカ、ロシア、北欧の人で年と共にかなりの肥満になる人がいますが、そういう人は年をとっても若い頃と食べる量があまり変わらないそうです。
また、太る様な食材が好きな様です。
一般的に砂糖や小麦粉、ジャガイモが大量に含まれた高脂肪、高カロリーの加工食品は依存性の高い食べ物の上位に挙げられます。
チーズバーガー、ピザ、フライドチキン、ウインナー、ベーコン、フライドポテト、ハムチーズとロールパン、ポップコーン、ケーキ、アイスクリーム、クッキーなどの洋菓子、チョコレート、炭酸飲料等です。特に毎日肉や揚げ物が食べたい人。
結構食べているのに、食後にケーキやアイスクリームを食べる人。
スナック菓子やクッキーを一袋食べてしまう人。
糖質制限をして、ご飯を食べずに甘い物を食べてしまう人。
朝食を食べずに昼食や遅めの晩御飯を沢山食べる人。
衝動的に好きな食べ物が欲しくなる人。
この様な食生活は、肥満、高血圧、糖尿病、心臓病、癌など様々な病気のリスクもあります。
特に焼肉、焼鳥、揚げ物、炒め物を毎日幾つか食べる人は要注意です。
そして空腹ホルモンの、グレリンが増加すると益々大食いになってしまいます。
空腹ホルモン、グレリンを減らすのは、朝食と発酵食品、植物性蛋白、食物繊維が大事です。
低カロリー高蛋白食品は「畑のお肉」大豆や小豆などです。
発酵食品の味噌汁や納豆、豆腐やきな粉は高蛋白低カロリー食品の代表です。
朝は適量のご飯と梅干、漬物、海苔などで召し上がって頂くと最高の健康食品です。
寒くなれば、鍋物がお勧めです。
特に野菜や魚介類主体の鍋物が良いですね。