馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌04.09ボディ・ランナー

からだの
痛みをとおって
像がスタートダッシュ
顔を半分だけおいて
ワシは、捨てられたっ。て
うるさいから
黙らせてほしい
いっしょに関節をつれ
この半顔はしつこく
広場につどう
それぞれが凝視する
夕焼けた半身に
地平がひろがっている
ワシの、コース返せっ。て
うるさいから
眼をえぐった
地平がうらがえった
上下反転して
頭がかえってきた
たとえ神経は多少ずれていても
おなじ夕焼を
残像化して
首が頭にのっている
それでも、人生、つづくんだっ。て
痛みをわすれて
像はラストスパート
おめでとう
きらきら
星が降る夜になる


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