馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

ゆらぐかけらShakenFragments 32 青

青のゆらぐかけらが瓶のなか 
無脂肪の困惑を数滴たらして

粒子が煙をつぶやきながら懸濁
ふちだけが青い空のなかに吹雪

ときどき雪が上向きに降る
瓶のなかに冬を閉じこめた


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